2023年10月22日

「神奈川版ライドシェア検討会議」第1回が開かれました。

みなさん、こんにちは。きしべ都です。

10月6日に急に飛び出してきた「神奈川版ライドシェア」

地域で質問やご意見をいただいています。

知事の記者会見では

「県内観光地等でタクシー不足を指摘する声がある中、地域のタクシー事業者との連携を前提とした対応策を検討するため、新たに「神奈川版ライドシェア検討会議」を設置する」とのことでした。

「当面、夜間の時間帯にタクシー不足が生じている三浦市域において、地域課題の解決に向けて、三浦市、地域のタクシー会社、国土交通省などに参画をいただき、あらゆる選択肢を視野に入れた検討を行う」

なぜ、三浦市なのかについては

「タクシー不足、ドライバー不足が課題となる中、特に三浦市域では、夜間の時間帯にタクシーが捕まりにくいとの声を聞いておりました。また、吉田三浦市長もタクシー不足に本当に困っているとの認識をお持ちであり、三浦地域で検討を進めることに賛同してくださいましたので、地元タクシー事業者にもご参画いただき、検討を始めることとした」

国にさきがけて神奈川版を始めることについて

「さまざまな所からいろいろな声が入っています。特にタクシー業界から激しい抵抗が来ているということではないですけども、ただタクシーのドライバーの皆様の労働団体からは反対運動というのはあるようです。先月及び本日、全国のタクシー労働者等で構成される組合から県でライドシェアの実現性を検討することに対して、抗議文が提出されております。内容は、「ライドシェアの推進は、利用者等の命を危険にさらすのみならず、公共の福祉に反する」というものであります。神奈川版ライドシェアというのは一般的に海外で行われているライドシェアとは異なり、タクシー会社の協力を得て、利用者等の安全確保を図るとともに、タクシーが不足するエリアや時間帯に限定することで、既存のタクシー事業に影響を与えないような仕組みを構築することを想定しています。ですから、タクシー事業者の皆様と丁寧な意見交換を行いながら検討を進めていきたいと考えております。全国からの問い合わせ等々は、特に神奈川県以外ではなかったのですが、三浦市なんか非常にそういう意味では早い反応があったということで、今回の話につながったということであります。」

第1回の検討会は20日、県庁で行われました。

議員傍聴はできなかったので報道によれば

三浦のタクシー会社や県タクシー協会、県、国、市の関係者らが参加し、

実現性を巡り県構想案に対して事業者から厳しい意見が相次いだとのことです。

会議では、タクシー会社による登録、研修や運行管理、一般ドライバーに対する利用者の評価制度などを盛り込んだ県の「神奈川版ライドシェア構想」をたたき台に幅広く意見交換したとのことです。

タクシー業者からは「需要がない中でビジネスとして成り立つのか」

「しっかりと検証した上で議論する必要がある」

「この案では、責任はタクシー会社にあると言われているようでならない。社員も最低人数で動かしているし、投資する力もない」

など厳しいご指摘や意見も出たと伺っています。

県は「タクシー会社と共存共栄を図ることを前提に、事業者の話を聞きながら制度設計をしていきたい」と述べ、今後は実務レベルで具体的な検討を進める予定で、次回の検討会議の開催は未定ということです。

議論が始まったところであり、

地域や業者の方々との話し合いがまず行われるところですが、

議会でも総務政策、国際観光文化スポーツ、産業労働など委員会でも質疑を行って進捗を注視しているところです。





 

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