「かながわ青少年育成・支援指針」から「かながわ子ども・若者支援指針」へ
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
県では子ども・若者施策の推進にあたり、
「かながわ青少年育成・支援指針」 をもとに進めてきていましたが、
今回、改定時期を迎えるにあたって、
この間の 青少年を含む「子ども・若者」をとりまく社会環境の変化等をふまえ、
これまでの「かながわ青少年育成・支援指針」の名称を、
「かながわ子 ども・若者支援指針」に改め、
内容の改定も行いました。
1 改定のポイント
(1) 指針名称の変更
〇指針の対象の明確化
「青少年」に代わり、乳幼児期からポスト青年期(40 歳未満)までを
包含する「子ども・若者」にしました。
〇支援の重点化
子ど も・若者が自らをはぐくむことへの支援に重点をおく視点により、
「育成・支援」 から「支援」のみを用いた名称に変更しました。
(2) 子ども・若者に関する相談・支援体制の充実、
ひきこもり・ニート等の子ども・若者 への支援
子ども・若者を取り巻く社会環境の変化や
孤独・孤立の問題が顕在化するなど、
深刻さを増している状況の中、
子ども・若者が自ら考え自らを守る力をはぐくむ ことを支援する視点や、
身近に相談できる環境整備の充実・強化を図るなど、
着 実に相談・支援につなげるための取組を新たな視点として取り入れました。
(3) 障がい等のある子ども・若者の支援
障がいや、発達に遅れのある子ども・若者について、
「ともに生きる社会かながわ 憲章」及び
「神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指 して~」
の理念に基づき、誰もがその人らしく暮らすことができるよう、
自立や 社会参加に向けた取組を当事者の目線に立って
きめ細かく支援するため、施策の 方向のひとつに位置付けました。
(4) 特に配慮が必要な子ども・若者の支援
ヤングケアラーやケアリーバーが抱える悩みや相談に対応するため、
きめ細かな 相談支援体制の充実を図るとともに、
孤立せず、安全・安心に過ごすことができ る環境づくりを進めるため、
新たに施策の方向に位置付け、支援の充実を促進し ます。
(5) 長引くコロナ禍や成年年齢の引下げ等に伴う社会環境の変化への対応
新型コロナウイルス感染症の感染拡大下で変化した
社会環境を踏まえた地域活動 を支援し、
また、成年年齢の引下げに伴う、
子ども・若者の被害防止等への取組 の充実を図るなど、
子ども・若者を取り巻く社会環境の変化への対応について、
施策の展開に反映します。
(6) 指針の進行管理
国の指標を基に県の状況を把握し、
「神奈川県子ども・若者白書」としてとりまと め公表します。
2 指針の閲覧と県民意見募集の結果公表について
(1) 窓口における閲覧
県政情報センター、各地域県政情報コーナー、青少年センター、
青少年課
(2) 県ホームページへの掲載
県のホームページに指針、意見募集結果の概要、公表方法等を掲載 (URL) https://www.pref.kanagawa.jp/docs/t7e/pub/c1322457.html