2011年8月31日

引き裂かれた家族の30年

みなさん、こんにちは。
昨日30日、県庁にて
拉致議連の学習会があり、
横田めぐみさんのご両親、横田滋さん、横田早紀江さんを
お迎えしました。
お二人は
2002年に
神奈川県議会に
拉致問題解決に向けた陳情書を出され、
11月6日に葉、県庁にて口頭陳述をされました。
それを期に
神奈川県議会議員による議員連盟が発足したそうです。
横田ご夫妻から
これまでのとりくみや思いをお聞きしました。
「自ら広告塔になって全国どこでも行きます。何でもやります。」
「認定されてない方もたくさんいる。
たくさんの人が故郷を思って泣いている。
立ち上がってご支援いただきたい」

そして、15:30からは

情報文化センターホールに場所を移して
黒岩知事とのディスカッション
アメリカの監督によって作られた
「めぐみー引き裂かれた家族の30年-」の
上映会が行われました。
当初、失踪として必死の捜索
そして北朝鮮による拉致事件として認定、
解決のためのこれまでのとりくみ
34年間の横田さんはじめ家族の
賢明な姿がドキュメンタリーとして、
当時の報道そのままにまとめられています。
横田夫妻が当時のブッシュ大統領に訴えに
訪米したのを機に、
広くアメリカの人々にこの問題を知ってほしいと
制作された映画です。
完成してみると
アメリカだけでなく、日本の人々にも
拉致を伝えるよい映画になったということで、
国内でも上映されるようになりました。

北朝鮮による日本人拉致問題については
日本の主権及び国民の生命と安全に関わる重大な問題です。
日朝国交正常化の中でも
大きな課題です。
国の責任において
すべての被害者の一刻も早い帰国にむけた
全力の取り組みがなされなければなりません。
その力となるのもまた、
私たち国民の世論です。
70を超えた横田ご夫妻が連日
全国を駆け回っているのも、
この問題を風化させたくない一心からのことです。
一人でも多くの方に知ってほしい、
引き続き関心を持って、見守って、支えてほしい。
この34年間のことを
「親であれば誰でもやったこと」
「親としては当然のこと」
そうおっしゃるお二人に涙があふれました。
「できることには限りがあるけれど、
こんな理不尽な目に遭わされている
あなた方を必ず
自由にしてあげることだけを
忘れないで戦い続けます。」
早紀江さんの言葉です。
家族が幸せに暮らす
当たり前のことが
当たり前にできるように
力を尽くしていかなければなりません。




 

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