2017年7月 のアーカイブ
性被害・性暴力被害へのワンストップ支援センターオープン!
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
昨夜の大雨洪水警報にはびっくりしましたが、
みなさん、だいじょうぶでしたか?
今日で7月も終わりです。
明日8月1日から
「かながわ性犯罪・性暴力ワンストップ支援センター
『かなライン』」がオープンします。
相談電話は 045-322-7379 です。
・24時間365日の電話相談(匿名でも相談できます。)
・予約制の面接相談(心と体のケア、一緒にどうしたらよいのか考えます。)
・医療機関の受診(産婦人科協力病院等・必要に応じて受診費用を公費負担します。)
・カウンセリング(臨床心理士等によるカウンセリングを受けられます。)
・法律相談(弁護士による法律相談を受けられます)
カウンセリングや法律相談を無料で受けられます.条件等があるので要相談
・付き添い支援 (必要に応じて、医療機関や警察へ付き添います)
※個人情報は厳守されます
神奈川県では、これまで
「かながわ犯罪被害者サポートステーション」を設置し、
県警察や民間支援団体と連携して、
さまざまな犯罪の被害にあわれた方を支援してきました。
また、3年前からは
性犯罪・性暴力の被害にあわれた方に、
24 時間365 日対応の「かながわ性犯罪・性暴力ホットライン」を設置し、
電話相談を行ってきました。
しかし、
法務省の犯罪被害実態(暗数)調査では
過去5年間の「性的事件の被害に遭い、警察に届け出をした」件数は
18.5%です。
74.1%が届け出ない状況は問題です。
性的事件では被害にあい、
心身に深い傷を負いながら
届け出てることをためらう方が多くいます。
声も上げられない状況、
怒りや悲しみで混乱したり、
不信や疑いで誰も信じられなくなったり
誰に相談していいのかわからなかったり・・・
暗数,表にでてこないけれど
数多くいるこうした方々への支援が必要で有り、
強化すべきであると
私たち会派でも取り上げてきたところです。
妊娠や性感染症の心配や
緊急避妊の措置は事件後72時間以内といわれます。
ようやく相談したときには
日数が立ってしまっていることもあります。
性被害や性暴力の根絶が一番ですが、
今はなにより
事件後すぐの相談,届け出など
被害者の救済、支援が急がれます。
支援の窓口についての広報も必要です。
魂の殺人とも言われる
性被害・性暴力を根絶させるためにも
被害者が泣き寝入りするような状況を
なくしていかなければなりません。
今回、
こうした方々を、
適切な支援につなげるため、「かならいん」を設置し、
これまでホットラインで行っていた電話相談に加えて、
面接相談、医療機関の受診、カウンセリングを行うなど、
支援を充実させ、
「かながわ犯罪被害者サポートステーション」と連携して
支援に取り組むワンストップ支援センター
「かならいん」がスタートすることは
大きな一歩です。
本人以外でも
ご家族。友人の方からの相談にも応じます。
一人で悩み
苦しんでいる方が
少しでも早く
支援につながるようにと願います。
ご注意 手足口病警報が発令!
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
昨日、神奈川県では手足口病警報が発令されました。
毎年夏に流行する感染症である
手足口病の患者報告数が増加しています。
手足口病は
手や足にぶつぶつができたり、
ご飯を食べる時に痛がったりと
文字通り、
手や足、口の中に小さな発心ができる病気で
幼い子どもを中心に流行します。
今年は全国で広がりが話題になっており、
この10年の同じ時期と比べると
患者数が最も多かった6年前に次ぐ流行になっているそうです。
約95%は6歳以下の乳幼児が占めていますが、
大人も感染すると言うことで
注意が必要です。
ウイルスの感染なので
こまめに手洗いすること
トイレの後
食事の前は
石けんと流水でしっかりと洗うことが重要です。
感染した人の便から
ウイルスが排出されるので
お子さんがかかったときは
おむつ替えの時に
使い捨ての手袋を使うなど
大人も配慮が必要です。
タオルの共用はしないことなども
気をつけてください。
夏のこの時期は
口の中に痛みがあっても
きちんと水分をとることが大事です。
神奈川県内では、
5月中旬から手足口病の患者報告数が増加し、
第28週(7月10日から7月16日まで)の発生状況が、
定点当たり7.23人となり、
感染症発生動向調査における警報レベル(定点あたり5人)を超え、
大きな流行となっています。
※ 定点とは県が指定した小児科医療機関(215か所)を指し、
手足口病等の感染症について毎週患者数を報告しています。
1 主な症状
手足口病に感染すると、
3~ら5日の潜伏期をおいて、
口や手のひら、足の裏などに
2~3mmの水ぶくれが出現します。
ほとんどの場合、特別な治療は必要ありません。
しかし、まれに髄膜炎などの合併症が生じることもありますので、
頭痛、嘔吐、高熱、
2日以上の発熱などがある場合は、
速やかに医師の診察を受けてください。
2 感染経路
手足口病は
主にせきやくしゃみの飛沫を吸い込んだり、
患者の便などに含まれるウイルスが
手を介して口に触れることで感染します。
3 予防方法
感染者にはなるべく近づかないことや、
こまめな手洗い、
せきやくしゃみをする時には
口や鼻をティッシュ等で覆う、
集団生活ではタオルの共用を避けるなどを
心がけましょう。
手足口病に有効なワクチンはありません。
ダブルケアって知ってますか?
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
今日の日経で『育児と介護の「ダブルケア」 仕事とどう両立』
お読みになりましたか?
ダブルケアとは文字通り
同時に二つのケアを行うことで
日経の記事は
育児と介護を同時に担うダブルケア問題が
顕在化してきたという記事です。
2016年の内閣府の調査では、
未就学児の育児をしながら
家族の介護を同時にしている
ダブルケアの状態の方は25万人とも言われています。
晩婚化に伴う出産年齢の上昇
長寿命化による親の介護の長期化
少子化野心族のネットワークの脆弱化による親の介護の抱え込みなどで
育児と介護を同時進行でになっている世帯の上昇し、
相談相手もなく心身ともに疲れ切っているケースも見られるそうです。
.
横浜では早くから
横浜国立大学大学院准教授の相馬直子さんが
問題提起し
ダブルケアと名付けて、調査を続けています。
記事の中でも
ソニー生命保険などと実態調査(有効回答2100)したところ、
ダブルケアラーや経験者の4割の女性が
「介護や育児を理由に仕事を辞めたことがある」と回答した。
一方、離職経験があると回答した男性は2割強。
担い手が女性に偏る現状が浮き彫りになった。と有ります。
「ダブルケアサポート横浜プロジェクト」による
「ダブルケア』のハンドブックづくりや
悩みを語り合うダブルケアカフェの取り組みも始まっています。
記事によれば
「大阪 堺市は昨年10月、
市内の7区がそれぞれ持つ基幹型包括支援センターに、
ダブルケア相談窓口を設け、
主任ケアマネジャーや保健師、社会福祉士ら
介護と育児のプロが常駐し、
ワンストップで相談できるそうです。
16年度は市で120件程度の相談
一般社団法人ダブルケアサポート横浜(横浜市)の
東恵子代表理事は
「女性がダブルケアをきっかけに退職しなければならないことは本当に残念。
キャリアを積みたい女性でも、
家族の状況を考えた場合、
自分がケアをせざるを得ないという結論になる例は多い。
企業にとってダブルケアは大きな問題になる」と話す。
ダブルケアラー予備軍は
働き盛りの30代から責任ある立場の40代が中心で、
企業にとって欠かせない層。
優秀な人材をつなぎ留めるためにも、対策は重要な課題だ。
とあり、まとめとして.
女性活躍が叫ばれるとはいえ、
働く女性が仕事も育児も介護もと抱え込むのでは未来はない。
家族で支え、企業が後押しし
自治体や国も負担軽減に動く。
多くの人にこの問題に注目してほしい。」
昨日の健康な高齢化と同様な思いです。
育児や介護が
あまりに個々人の努力にゆだねられすぎてないか
育児や介護が
離職につながらない
制度や施設が必要です。
家族みんなで心のケアをするのはもちろん大前提ですが、
身体的なケアは専門家に任せたい
地域の中で緩やかに
見守ってもらえるしくみづくり
小さ子どもや高齢者が
居場所が有り、
活動できる場づくり
育児・介護の社会化の遅れが
ここでも大きなハードルとなっています。
労働人口の減少が言われる中、
地域の中で
今ある
子育てや
高齢者
障がい者の
支援機関の連携などでも
ダブルケアの負担軽減は
行えるのではないかと思います。
これからのまちづくりに
ダブルケア対策も
考えていきたいと思います。
施設をつくるだけでなく