2014年11月 のアーカイブ
経済活性化・産業振興特別委員会 県外調査報告 その4
みなさん、こんにちは。きしべ 都です。
かなり間があいてしまいましたが、
県外調査報告の続きです。
岡山県真庭市のエネルギー政策を伺いました。
「里山資本主義」で一躍有名になった
市の面積の8割が森林という真庭市では
20年前から地域主導での循環型社会へのとりくみのなかバイオマス構想がスタート。
地元の若手経営者や各方面のリーダーが中心となって
「21世紀の真庭塾」を立ち上げ、
10年以上前にNPO法人格を取得、
現在に至るまでバイオマスタウンの推進力となっています。
行政でも組織の中にバイオマス政策課を置いていることも
力の入れ具合がわかります。
真庭地域は森林資源はもとより
原木市場、製材所、製品市場と
森林から製品化まで地域内で完遂できる強みがあります。
木質バイオマスを中心としたバイオマスタウンとしてとりくみ、
今年からはバイオマス産業都市として産学官連携が強化されています
市議会議場はじめ
庁舎内の電力は
その15パーセントを太陽光で
空調はすべて
木質バイオマスエネルギーでまかなわれています。
庁舎に隣接するエネルギー棟は
そのままバイオマスツアーの見学場所、展示場にもなっています。
木質バイオマスは収集コストが合わないという採算の課題があります。
真庭市では
集積基地を建設、収集の効率化を図っています。
流通体制の整備
市内ではボイラーやストーブなど民家や農家、事業所など
産業、農業、市民生活の様々な分野での活用を図り、
地域資源を地域活性化に役立てています。
バイオマスの利活用による石油代替効果は
年間約16000kl/年
CO2削減量は約41000トンの削減効果が出ています。
経済効果として
バイオマス利用料43000トン で約5億円分
石油代替量 90円/lとして約14億円
来年4月には
バイオマス発電事業を開始、
10000KWの発電で
真庭市全体22000世帯分に対応
地域をあげたバイオマスの取り組みと連携で
林業・木材業の活性化はもちろん、
雇用の創出、中山間地の活性化など多くの効果が期待されます。
議会の出前いたします
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
今日は午後から議会報告会です。
委員会は県庁でおこなう規定があるところ
広く県民のみなさまに広報・公聴・参加の機会をということで
年に一度ですが、県内各所で行っています。
昨年は小田原、今年は海老名です。
今年は、海老名の県産業技術センターで2時からです。
前半は経済活性化・産業振興特別委員会を開催、
参加のみなさんに傍聴していただきます。
後半はわたしたちとの意見交換会です。
テーマは「さがみロボット産業特区」
地域活性化総合特区を活用した
生活支援ロボットの実用化や普及の促進を
めざして取り組んでいるロボット特区についてです。
会場の産業技術センターは海老名駅から徒歩20分
路線バスは海老名駅西口から出ているそうです。
今泉バス停下車3分ということです。
ちょっと横浜からは不便ですね。
普段の本会議、各委員会も傍聴できますので、
県庁での議会の傍聴へも」是非足をお運びください。
経済活性化・産業振興特別委員会 県外調査報告 その3
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
県外視察二日目は
北広島町へ。
4つの町が合併した中国一大きい町に伝わる花田植は
h23にユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。
豊作を願う神事であり、
田植えの重労働を楽しく効率よくやろうという田楽であり、
この壬生地方では
毎年多くの観光客を集める一大行事でもあります。
花田植の歴史や保存会の活動、年に一度の花田植の実施や文化財保護と観光、保護と活用のバランスに苦労されていることなど伺いました。
ユネスコの登録で休館し、利活用を検討していた
芸北民族芸能保存伝承館も再開、展示を補強されました。
花田植は春に1回だけのものですが、
ここにくれば
花田植を始め
春夏秋冬、花笠踊りはじめ祭りの踊りや神楽などのようす、
中国山地の民俗伝統芸能や
稲作の中心とした暮らしを
見る、知る、体験することができます。
北広島町では
前夜みた神楽もふくめて
無形文化財等の指定文化財を利用した観光振興町づくり計画をたて、
人口2万人の町で
なんと年間240万人を超える観光客を集めています。
もちろん、
文化芸能だけでなく、町内6か所のスキー場など含めてですが、
県の観光目玉として注力する神楽もさかんであり
そうした郷土芸能もまた
地域資源、観光資源として活用しています。
神奈川も古くからの文化財や郷土芸能を有しており、
三浦には同じくユネスコの無形文化遺産指定を受けたチャッキラコもあります。
魅力ある街づくりを進めていることは参考にすべきです。