2014年7月 のアーカイブ
湖面を渡る風 相模湖漕艇場
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
先日の中学校給食の視察の続きです。
指定管理を公園と漕艇場の一体管理にするということで
再度の募集に至った相模湖公園の中の漕艇場を調査しました。
昭和38年に相模湖の漕艇場は設置され
翌年の東京オリンピックのカヌー会場となりました。
平成10年の「かながわ・ゆめ国体」の漕艇競技会場として
新100メートルコースが整備
今も
ボート競技のB級公認コースとして
高校の関東大会・県予選会場として使用されています。
最近では年間2万人を超える
ボート練習場としてにぎわっています。
競技会場としては
施設設備の老朽化が課題です。
200艇を超える収納が可能な艇庫
モーターボートで湖面からのコースなど
見させていただきました。
地元南区のY校も
ここで練習して上位入賞を目指しています。
なかなか近くで設置できるものではないだけに
今後の競技場としての
存続含め、整備のあり方
競技の振興など
議論していきたいと思います。
県内 中学校給食を視察
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
3連休楽しく過ごされましたか?
日曜日の雷雨は大丈夫でしたか?
ちょうど夜店にうかがって帰ったところで
降られずに済みました。
神奈川県は中学校給食について
全国的にも
実施数が少なく、
課題になっています。
相模原市 川崎市で新たなうごきもあり、
横浜では昼食の在り方が検討されています。
16日に相模原市の中学校の食育と給食の調査に伺いました。
この日は中学2年生の授業で
朝食の大事さについて学んでいました。
体温が上がらないことや
シャトルランの回数に差が出ること
成績と関連性など
大型スクリーンにグラフがだされ、
自分に近づけて考えられたよう。
理想の朝食では
栄養素の振り返りもしながら
バランスのいい食事について考えていました。
食事について調理でなく
生活を支えるものとして栄養や食べ方などの面からも
生涯につながる勉強で身に着けてほしいものです。
津久井湖周辺では
相模原市に合併前から
センター給食が実施されています。
エレベーターで運ばれて
ワゴンで教室まで。
当番も5人くらい。
生徒さんたちの準備や片づけも手早く、
当番以外もさっと手伝っていました。
主食のご飯はパット入り。
温かいまま、配膳も早いですが、
量の調節はできません。
机をつけて大勢で会食している中の良さに注目です。
食事の時にはクラスの雰囲気がそのまま出てしまうものですが、
1年3年とどのクラスでもわきあいあい
非常に楽しく生活している様子が出ていました。
授業中にも積極的に挙手、発言がありました。
夏休み前の授業公開に加え、
開始時間に遅れ大変ご迷惑をおかけしましたが、
久しぶりに授業を見られ、
子どもたちの素直さや元気、まっすぐに学ぶ姿勢にパワーをいただきました。
校長先生はじめ大変お世話になりました。ありがとうございました。
相模原市中心部では
センター方式でなく、
デリバリー方式
注文方式ということですが、
今、平均4割の利用率ということです。
給食は自校方式では施設設備に莫大にお金がかかることで
外部委託やセンター方式も多くなっています。
アレルギー対応もあり、
食事制限や
好き嫌い、量の多少など
お弁当も認めてほしいという声もあります。
限られた予算をどこに集中して使うか
現場ではとにかく人・モノ・金とたりないものだらけという悲鳴が聞こえています。
名古屋のランチルーム形式など
これから始めるのであれば
選択できる形が望ましいと考えます。
大阪や川崎などのチャレンジに注目していきたいと思います。
再生可能エネルギー視察報告4 温泉熱を利用したバイナリー発電
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
再生可能エネルギー視察最後は
同じく大分県別府市、
深い井戸を掘るのではなく、
既存の温泉を活用したバイナリー発電を開始した
「瀬戸内自然エナジー株式会社」に伺いました。
環境省の二酸化炭素排出抑制事業、経済産業省の地熱発電事業、二つの認可を受けた全国第1号のバイナリー発電所です。
バイナリーと地熱発電との違いは、
地熱発電だと地下から吹き出す150度以上の蒸気でタービンを回しますが、
バイナリーは100度程度でも、
水より沸点が低い媒体(水とアンモニアの混合物等)を温水で温めて蒸発させ
媒体の蒸気でタービンを回すものです。
100度程度の温水でも十分発電でき、
温泉水の活用に向いています。
特に温泉は50度以上は浴用に冷まして利用するわけですが、
高温の温水で発電したあと、温度が低下した熱水を浴用に利用でき、
温泉の力を有効活用、一石二鳥、無駄がありません。
高熱の熱源を求めて深く掘る必要がないので、
工事費が安いことと温泉への悪影響もありません。
高台の発電所は住宅街にあり、本当に小規模な発電所です。
周囲の住宅にはただで温泉を供給しており、
排水路には温泉水が流れます。
森川社長は、 50年間、温泉の供給をされてきましたが、
1分間に800リットルの温泉を住宅に供給後、余って捨てることを長年もったいないと考えていたそうです。
東北震災後 自然エネルギーへの関心の高まりと
再生可能エネルギーの固定買取制度が始まり、
このバイナリー発電に着目、
日本で最初の発電事業を開始されました。
今は6基目の発電所を建設中。
新規の源泉掘削
発電機の増
高圧に対応する送電線
さらなる事業拡大も3から4年で償却できるといいます。
バイナリー発電を始めるには、温泉、土地、豊富な水の3つの条件が必要。
別府の土地の利を活かし、
自然エネルギーの力を最大限活用するバイナリー発電。
現在連日の団体、企業、行政の視察があるということです。
神奈川での温泉の温度と水量が課題です。
吹き出す温泉以上に
パワフルで熱い森川社長に
私たちも元気とパワーいただきました。
ありがとうございました!