2014年3月 のアーカイブ
16年ぶりの議員定数削減を決定
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
昨日は本会議が開催され、
今年度補正予算等を可決しました。
25年度当初不足した企業庁からの100億円の借り入れを返済、
退職金留保の200億円、将来に備えた605億円の財政基金積み立てなどの予算を計上しました。
昨日はまた、議員定数を現行の107から105に削減する条例を議員提案で提出
質疑と採決が行われ、賛成多数で可決されました。
この定数の課題については、
昨年1月から議会改革検討会議を設置、
議員定数や選挙区の在り方について議論を重ねてきました。
神奈川県は横浜、川崎、相模原の3つの政令都市を抱えています
数字だけの削減実施では政令市以外の選出議員の割合が減り、
多様な意見を反映できなくなります。
また、政令市の定数を減らせば1票の格差がひろがってしまいます。
すでに議員1人当たりの人口数は東京都を除き、
道府県議会では全国第1位の代表率となっています。
そういうことをふまえ、
定数は民主主義を考える上で大事なポイントであり、
「議会改革と行政改革は違う」とする視点から定数削減ありきではないとしました。
「常任委員会を基本に議員数を考える『常任委員会中心主義』という視点や、
それぞれ多様な地域を代表しているんだという「地域代表的性格に配慮した選挙区を追求する」との考え方に立つこととしました。
現在8つある常任委員会の委員数を13名とし、
委員会には所属しない議長をたして総数105名としました。
この削減では選挙区の区割り変更は行わず、横浜市青葉区が4名から3名に、川崎市川崎区が3名から2名にと
1ずつ減らしました。
この2名減の定数は、2015年来春の統一地方選から適用されます。
南区選出の県議会議員は2名枠のままです。
定数削減は1998年に115名から107名に8名削減してから16年ぶり
この削減では不十分という声もあろうかと思いますが、
4年前には民主党が提案した削減案が否決されたことを思い返すと、
今回大多数をもって削減にふみきれたことは一歩前進です。
今回の提案理由で述べられた
「地方自治体の議会は、二元代表制の一翼を担っている」こと
「責任ある自治体の意思決定機関として重要な決定を行っている」こと、
「議員は地域における民主主義を体現すべきものであり、
多様な地域と立場を代表する議員の活動により、様々な民意を自治体の施策に反映していく」こと。
議会へ送り出していただいた皆さんの負託を
改めて確認し、頑張ってまいります。
今後も人口動向や県財政の状況、
政令指定都市への移譲や大都市制度など
県行政のありかたについて
地域の声、皆さんの声、
ご意見やお考えを伺って、議論を継続していきます。
オールジャパン肝炎サポート集会
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
3月12日に東京で「オールジャパン肝炎サポート集会」が行われました。
ウイルス性肝炎の感染者の数は、
B型・C型あわせて350万人にのぼるといわれています。
神奈川県の肝炎ウイルス感染者はB型、C型を合わせて20万人以上、
肝炎患者は1万5,000人以上と推計されており、
肝炎対策のより一層の推進を図る必要があります。
民主党かながわクラブとしてこれまでも本会議の代表質問でも
肝炎対策を取り上げ、対策の強化をうったえてきたところです。
24年12月に患者のみなさんの救済を求める意見書を提出
県では平成23年度の国の指針をうけて、県では25年3月に肝炎対策推進計画を策定しました。
厚労省は肝炎ウイルス検査を広報していますが、
重症化するまで自覚がないまま、肝炎から肝硬変・肝がんになる例もあります。
肝硬変・肝がん患者の医療費自己負担額はきわめて高額になっていて
医療費助成を求める声が多くあります。、
患者団体や肝炎訴訟の弁護団の人たちが数千人規模で集まった大会にお招きいただきました。
今回、治療や入院・手術費用など高額に上るにも関わらず、
助成が一部に限定されていることやこの間の時間経過の中で
予防接種による被害を立証する母親の死亡やカルテ廃棄など
被害立証へ早急な対応が求められていることが訴えられました。
現在の医療費助成の在り方でも都道府県の財政的負担などもあり、
国の責任の明確化、肝炎対策、支援の強化という観点から
国に対してより厚い行政対応、新たな制度の創設による救済措置を求める意見書を県議会で採択したことを受け、
経過や見解をビデオで他の議会やサポーターの方たちに紹介されました。
予算委員会に登壇しました。
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
今日は予算委員会の三日目
初めての登壇でした。
質問項目は以下の通りです。
1 かながわスマートエネルギー構想の推進について
① スマートエネルギー計画案水力発電の導入目標の考え方(産業労働局)
② 「玄倉第1発電所改造事業」の概要と増強量(企業庁)
③ 小水力発電導入の取り組み事業化の可能性や、課題。(企業庁)
④ 市町村の再生可能エネルギーの導入支援開成町(企業庁)
⑤ 水力発電の導入促進に向けて、企業局長の所見(企業庁)
2 女性が安心して暮らせるための取組の充実について
① 「かながわ犯罪被害者サポートステーション」の相談件数女性からの相談数(安全防災局)
② 相談の中のDVの相談数(安全防災局)
③ 女性センターの移転と機能の縮小の懸念(県民局)
④ DV被害者支援プランの改定と取組み(県民局)
⑤ DV加害者への対策(県民局)
⑥ 若年層向けの啓発(県民局)
⑦ 神奈川県迷惑行為防止条例の一部を改正の趣旨(警察本部)
⑧ 改正条例の概要(警察本部)
⑨ 県民や指導取締りを行う警察官への周知(警察本部)
⑩ 24時間対応の性犯罪・性暴力被害専用ホットラインの目的(安全防災局)
⑪ 性犯罪・性暴力被害専用ホットラインの体制(安全防災局)
⑫ 性犯罪・性暴力被害の支援を充実(安全防災局)
3 女性の生き方支援と待機児童対策について
① 「女子力全開ハッピーライフ支援事業」(保健福祉局)
② 女性だけを対象にした点(保健福祉局)
③ 「小規模保育事業」(県民局)
④ 小規模保育事業の基準緩和と指導監督(県民局)
⑤ 近年の保育中の子どもの死亡事故の発生状況(県民局)
⑥ 「こどもの死因究明調査事業」と保育中の事故(保健福祉局)
⑦ 子ども・子育て新制度の円滑な移行をめざす意気込み 県民局長
予算委員会は本庁舎の大会議場で行われます。
かつての県議会はこの大会議場で行われていましたが、
現在は予算委員会のみここで開かれます。
いつもの県議会会議場とはことなり、
クラシカルな雰囲気です。
今回は忙しい中
W田さんが傍聴にかけつけてくださり、写真を撮ってくださいました。
W田さん、ありがとうございました。