南区から県会へ!やさしさとぬくもりのある政治を目指します!
神奈川県議会議員 きしべ都

活動ブログ

2012年8月 のアーカイブ

2012年8月30日

暑すぎる教室 

みなさん、こんにちは。 きしべ 都です。

報道で
聞いたことのある名前が・・・・

先日視察した大槌の4つの小学校と大槌中学校。
暑過ぎる教室、室温40度近いというニュースです。

エアコンのある釜石市の施設に対し、
大槌ではまだ未整備で、扇風機の使用や軽装で涼を取る工夫を凝らしているとか。

運動公園のサッカー場に建てられた仮設校舎

大槌、大槌北、赤浜、安渡の4つの小学校438人と大槌中学校267人。
エアコンはなく、扇風機、
すだれやグリーンカーテンでは、室内にこもった熱気をおいはらえないことでしょう。
本来の校地なら
大木や植栽があり、
校庭にはスプリンクラーなどもあって、
幾分は風が流れたり、
工夫ができそうですが、
なにせサッカー場の
広い平地に
5校分の校舎が
並んでいるので、
条件がかなりきびしいのでしょう。
2学期がすでにはじまって、暑さによる体調不良を訴えて
保健室を訪れたのが、4小学校で約70人
大槌中は約60人。
町教委は、明日31日は猛暑が予想されるため、
午前で授業を打ち切る「異例」の決定をしたそうです。

狭いプレハブで
外気の暑さや湿度が
そのまま室内に影響してしまう中では
いくら集中といっても
無理というもの。

9月中はまだまだこの暑さが続く予報も出ています。
たぶん大槌のこの地域だけでなく、
同じような劣悪な環境の
仮設校舎がいくつもあるということです。

至急のエアコン導入等
対策を考慮中ということで
早い設置をお願いします。

特例公債法案(赤字国債法案」が
国会でストップしていて
地方交付税交付金の支払いを一部先送りという状況で
自治体にとっては財政の蛇口が急にしまるようなものです。
当然、動かせるお金も厳しく
こうした緊急事態でも
各自治体での優先しなければならない
社会保障費などもかかえているので、心配です。

政局ばかり
選挙ばかりでなく、
国会の審議一つ一つ
国民の暮らしにはねかえる
重要な案件だということ
もう一度胸に刻んで、
しっかり審議してくださいよ!

 


2012年8月30日

使ってみればわかる

みなさん、こんにちは。 きしべ 都です。

県が策定した「医療のグランドデザイン」の視点に
「地域にねざした医療」「開かれた医療と透明性の確保」
があります。

会派の厚生部会で
地域医療連携や医療と介護の連携、人材育成の調査に
行ってきました。

初日は
「長崎県におけるITを使った医療連携」
診療所や他の医療機関から患者さんの同意のもとで
インターネットを利用して
中核病院のカルテ情報を診療に利用している
「あじさいネット」について伺いました。
長崎大学病院の 松本武浩 准教授
出口外科医院の 出口雅浩 副院長に
経緯や実績、セキュリティ、展望などと
実際の運用をお話しいただきました。
ありがとうございました。

あじさいネットを利用すれば
初診の患者さんでも
病名・病歴・アレルギー・服薬
過去の治療歴など診療情報を得られるので、
迅速な診断ができ、
中核病院へ紹介後も経過の把握等
かかりつけ医が把握、見守りでき、
医師の方々にとっても
最新の医療・診断・治療の学習効果もあると
非常に有用で、
長崎県内で約150機関
21000名を超える患者さんが登録されています。


ITを使って医療連携の活発化を目指すとりくみは、
同様にはじまった全国での医療機関ネットワーク事業が
国の事業終了後に休止するなど
なかなか続けられない実際の運用の難しさが
課題になっています。

2003年に大村市で
地域医療連携IT化検討委員会がはじまり、
アンケート調査でのニーズ調査を徹底、
啓蒙とニーズの創出、
利便性と利用負担の軽減、
継続費用の捻出、
あとからでも参加・拡大できる運用など
課題解決を
病院代表と診療所代表が
対等な立場で
納得できるまで議論し、進めてこられました。
以後
県央エリア・長崎エリア・五島エリアと拡大
今年は県北アリアもふくめ
長崎県内に大きく広がっています。
今でも月一回の協議会が続けられています。
立ち上げから中心となって
連携、協力、運用など
進めてこられた松本先生の熱意と尽力
ともに進めてこられたたくさんの先生方の
マンパワーも抜きには語れません。
「使ってみたらてばなせない」
あじさいネットも導入の一年目は不評
ニーズとインセンティブのこだわった改良で
2年目から好評に転じ、
国の補助金ではなく、
加入する診療所・医院の会費のみで運営されているのも
全国でもめずらしい取り組みです。
どこでも
自分の医療・健康情報を管理・活用できる
「どこでもMY病院」となること。

継ぎ目のないデータ共用で
医療から介護までの地域医療連携が実現できること

こういった診療支援機能のほかに
医療従事者の生涯教育支援機能もあることなど

医療の役割分担や
地域医療の質の向上
医療費の抑制など

そのメリットは計り知れません。

国も医療関係者も必要だとおもいながら
なかなか進まないのには
電子化への費用
カルテの電子化への手間
地域全体での協力体制など
多くの課題があります。

長崎県内の診療所・病院・医師会の充実協力体制で
すすむあじさいネットを参考に
病院完結型の医療から
地域完結型の医療へと
地域連携IT連携の課題の整理、解決に期待がされます。

実際に展開している長崎県の現場を見せていただき、
まさに神奈川県の進めようとする
効率的で切れ目のない安全な医療提供体制の構築
連携・協働・自立の医療の推進
医療情報のオープン化・共有化・治療の選択肢の多様化
といった医療の姿がぐんと具体化されました。


2012年8月27日

厚生常任委員会

みなさん、こんにちは。きしべ 都です。

とうとう8月も最終週、
橫浜では小中学校の受業が始まったところが多いようです。
この暑さのなか、教室の室温も高く、
休み明けの子どもたちの
体調管理が心配です。
友達との再会は
暑さもトーンダウンさせたかもしれません。

県議会は今日
総務政策常任委員会と
厚生常任委員会が開会。

あわせて会派では
来年度予算要望書の作成の
各部会意見のとりまとめ会議が開催。

9時からのとりまとめにでて
厚生の部会提案をして、
10時半からの常任委員会と
めまぐるしい一日でした。

近近の話題を3点質問しました。

1つは9月から実施される
不活化ワクチンのこと。
ポリオは9月から生ワクチンから不活化ワクチンへ
定期接種化されます。
県内の市町村の準備状況や
先行した県独自の不活化ポリオワクチン接種と
9月からの定期接種とどうつないで行くのかなど質問しました。
ポリオワクチンについては
お子さんの体調管理とあわせて
計4回となる注射の日程など
スケジュール管理も必要になります。
わからないときにはすぐ問い合わせて聞くことが大事です。
今後11月には
今までの3種混合に子の不活化ポリオワクチンを加えた
4種混合の接種も予定されていますが、
新たな接種控えにならないよう
まずはお子さんの感染防止を大前提に
HPや県のたよりで確認してください。

2つめは不育症について
県の調査で
県内51カ所の検査機関について公表されています。、
4月からは茅ヶ崎の保健福祉事務所で
相談窓口が開設。
来月9月は12日26日の2回です。
電話相談  0467-58-6010
面接相談は予約制です。
橫浜・川崎でも相談窓口ができ、
まずは検査や相談ができる体制の一歩が始まりました。
ヘパリン注射にも
条件付きですが、一部保険適用が始まっています。

3つめは待機児童対策と
保育所整備の状況について
4月に間に合わなかった県域の3市の
その後の整備状況と
一括法の保育面積基準について。
子の保育面積の基準関係については
7月から
パブリックコメントを募集しているところですが、
意見がまだまだ少ないとか、
明後日29日までですので、
メール ファクス 郵送でも可です。
お急ぎください。


 

神奈川県議会議員 きしべ都

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