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神奈川県議会議員 きしべ都

活動ブログ

‘教育’ カテゴリーのアーカイブ

2018年11月23日

かな政連 県内教育視察

みなさん、こんにちは。きしべ都です。
21日にかながわ民主教育政治連盟の仲間の皆さんと
県内教育視察をおこないました。
今年は麓市議のアテンドで
横浜のとりくみを学びました。
まずは開設から一年をへた
日本語支援拠点「ひまわり」へ伺いました。
渡日し、日本の学校生活に必要なことや
保護者の役割など伝える
「学校ガイダンス」には、
一年で213組の児童生徒保護者が参加、
特に日本語及び学習状況の確認や
口座開設など関係書類等の作成支援など
学校との橋渡しを行っています。
毎週水木金の週三日、
4週間の集中的な日本語指導と
学校生活の体験を行う「プレレクラス」には
この一年で211名が参加、
15ヵ国の子どもたちが
初期日本語を丁寧に学んだそうです。
小学生は保護者の送迎や
弁当持参などのハードルがあるなか、
在籍校と連携とりながら
たくさんの宿題をこなして
頑張って学んでいます。
「ひまわり」後も
各学校での日本語指導や
市内5ヶ所の日本語教室で
アフターフォロー体制をとっています。
ひまわりも7人体制で一年を乗りきって
多少時間外が減ってきたそうですが、
講師の先生はじめ教員の方々も一般校と同じく
超勤の毎日で子どもたちの支援に
ご尽力いただいてます。
二ヶ所目は
中区コミュニティハウスにて、
横浜市の寄り添い型学習支援事業と
委託を受けている教育支援協会の
地域教育事業や不登校の自立支援事業、
寄り添い型学習/生活支援事業などの活動について、
たくさんの資料と丁寧な説明をいただきました。
以前に南区の希望の教室を
視察に行ったことを
覚えていてくださいました。
NPOでも支援する方々の研修を
しっかり行っていらして
子どもたちの学びと成長を
あたたかく見守ってくださっています。
県内視察の最後は
横浜市教育委員会の
「横浜市が目指す教職員の働き方改革」のとりくみを伺いました。
働き方改革の必要なわけ、
学校の現実、思い、
教育委員会のとりくみと
調査に基づく数字をあげての説明は分かりやすかったです。
出退勤管理の実演もしていただきました。
市としてできることはどんどん
やっていくとの力づよい発言もあり、
ぜひ、
あふれかえっている学校業務の精選・縮小にも
しっかりメスを入れていただきたい。
誰のための学校か
誰のために時間を使うべきなのか
子どもに目線を据えて
とりくむことが必要です。


2018年4月17日

モスクワ教育事情調査 その6

皆さん、こんにちは。きしべ都です。
モスクワ教育事情調査報告 その6最終です。

モスクワ視察の最後は
アイスホッケースクール。
オリンピックで金メダルを取った
ロシアの人気スポーツです。
朝6時半からの幼児クラス、
午前中は16、17才クラス、
12:30から小学部一年生から
順次練習があります。
夜9時過ぎには大人のアマチュアの練習も。
学校のクラスとしてスポーツコースがあり、
週に三回練習、
モスクワ内に17チームもあるなかで
このスクールは
5才から17才まで500人をかかえ、
モスクワ大会から全国大会、
国際大会にも出場する強豪です。
学校に上がるまでは
月に100~150ドルかかりますが、
9才からは無料、
リンクの維持管理は
年間100万ドルかかりますが
すべて国費で賄われます。
今回、調査の時に
練習していたのは
小学一年生のクラスですが、
もくもくとコーチの指導で
間断なく練習していました。
アイスホッケーでも
地域で幅広く練習する場所と
指導者からしっかりコーチを受けられる機会があり、
学校教育でもスポーツコースがあり、
学習と競技と両立できる体制が
強さの秘訣であり
才能をのばす体制整備が羨ましくもかんじました。


2018年4月16日

モスクワ教育事情調査 その4

皆さん、こんにちは。きしべ都です。
モスクワ教育事情調査報告 その4です。

モスクワ視察三日目の最後は
ロシアの誇るボリショイバレエ団
ΕΓΟΡ СИМАЦΕΒさんのバレエ教室。
始まる前は私たちの来訪にのぞいたり、
笑ったり興奮を隠しきれなかった子達が
レッスン場に入ったとたんに
集中してマットをひいて
もくもくとウォーミングアップ、
先生がいらして私たちに説明はじめても
いつも通りに体をほぐし、
鏡を前に自主練習です。
今日のクラスは
6才から10才までということでしたが、
この教室では一才七ヶ月から12才までが在籍、
お稽古ごとからバレエ学校受験や
コンクール出場まで幅広いレベルで教えています。
日本では習い事は6才からと言いますが、
ロシアでは歩き始めたら
バレリーナの道は始まっています。
ΕΓΟΡ СИМАЦΕΒさんのバレエ教室は
モスクワ市内に16箇所も教室があり、
ソチやペテルブルグにも
教室を持っているとのこと、
年に二回の発表会は
ボリショイバレエ団のソリストも客演、
250名が出演する大きなものだそうです。
ボリショイのソリストと共演、
すごすぎます
こうした町のなかの教室は
授業料は週二回のレッスンで
だいたい月8000ルーブル、
一回1000ルーブル程度とのこと、
思ったより高額ではありませんが、
付き添いなど時間的、財政的
負担は小さくなありません。
ロシアでは
バレリーナには35才から
年金が支給される上、
こうしたバレエ教室で教えることで
生計が成り立つそうです。
圧倒的な層の厚さ、
確立された指導のメソッド、
指導者の数の多さ、
高いレベルでの競争、
長年培われてきた
芸術文化の継承の揺るぎない形を見た思いです。


 

神奈川県議会議員 きしべ都

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