2025年6月5日

令和6年度の横浜市における児童虐待の対応状況の公表

みなさん、こんにちは。きしべ都です。

先日6月2日に横藩士の昨年度の児童虐待の対応状況が公表されました。

横浜市市全体の対応件数の合計は13,421件となり、

前年度から614件の減少(前年度比4.4%減)となりました 。

依然として1万件を超える高い水準です。

年齢別件数をみると、

未就学児に相当する「0歳」が85件減(11.0%減)、

「1~6歳」が459件減(8.3%減)と なっており、

年齢の低いこどもへの対応件数の減少が目立っています。

課題のある妊婦さんへの対応など

これまでの施策の効果が感じられます。

経路別件数のうち、前年度に比べて増減が大きかった主な経路は、

「警察等」からの通告が240件増 (5.4%増)、

「学校」が109件減(5.1%減)でした。

子どもへの虐待へのみなさんの関心のたかまりが

通報増につながっています。

昨年も子どもの前での夫婦喧嘩やDVなど心理的虐待が多数を占めています。

また、全体に比べると少ない数ではありますが、

性的虐待が増加していることも気になります。

一方、警察庁の発表では、

検挙件数が過去最多となった昨年の児童虐待事件で死亡した児童が

全国で52人に上り、前の年からおよそ2倍に増えたことがわかりました。

児童が被害にあった傷害や不同意性交等での検挙も過去最多となっています。

警察庁によりますと、

去年1年間の18歳未満に対する児童虐待の検挙は2649件に上り、

前の年から264件増え過去最多となっています。

虐待の内訳では、育児怠慢や心理的虐待が減った一方で、

性的虐待や身体的虐待が増えています。

最も多かったのは「傷害」の1029件で、「暴行」は984件でした。

「不同意性交等」は162件に上り、

「不同意わいせつ」も228件でいずれも過去最多となりました。

また、虐待により死亡した児童は全国で52人に上り、

そのうち無理心中は24人、

出産直後に殺害されるなどし亡くなったのは9人でした。

事件が発覚したきっかけのうち、

児童相談所からの通報によるものは1047件、

学校や病院など児童相談所以外の関係機関からの通報によるものは264件で、

いずれも増加傾向にあり過去4年で最多となりました。

警察庁は「警察と児童相談所や市区町村との連携が大切。

虐待を早期発見することで、被害児童の早期保護につながる」としています。

大人にとって絶対的弱者である子どもへのいかなる虐待も

許されるものではありません。

ネグレクトなどその背景にある家庭の不就労や低賃金、貧困などの

子育てをする家庭への支援も含めて

子どもが健やかに安全に幸せを感じながら育つ社会にむけて

しっかり取り組んでいきます。




 

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