2025年6月1日

選択的夫婦別姓法案審議入り

みなさん、こんにちは。きしべ都です。

5月30日、衆議院の法務委員会において

選択的夫婦別姓に関する野党の3案が審議にすることになりました。

1996年の法制審議会への答申以来、

制度の実現を待ち続けている方もたくさんいらっしゃいます

立憲民主党は4月30日に

「民法の一部を改正する法律案」(通称:選択的夫婦別姓法案)を

衆院に提出しています。

現行の民法では、夫婦同氏が義務付けられており、

改姓による不利益や、アイデンティティの喪失といった問題が

長らく指摘されてきました。

この法案は、個人の尊重と男女の対等な関係の構築等の観点から、

夫婦の氏を統一するか各自婚姻前の氏を使用するか

選択できるようにするものです。

子の氏を決めるタイミングについて、

2022年に野党共同で提出した選択的夫婦別姓法案では、

子の出生時としていましたが、

今回提出した法案では、

1996年の法制審議会答申をベースとして婚姻時に決めることとし、

幅広い合意を得て実現を目指しています。

選択的夫婦別姓実現本部長の辻󠄀元清美・参院議員は、

「同姓がいいのか別姓がいいのか」ではなく、

「法律によって氏を強制するのか、それとも選べるようにするのか」が

争点であり、

「本当に選択的夫婦別姓、この改革なくして日本の前進なし」と

発言されています。

1997年に初めて選択的夫婦別姓法案を衆院に提出したときの提案者で、

唯一審議されたときに答弁者であった枝野幸男・衆院議員は、

先日も、横浜での県連主催講演会で

「こんなに長く積み残しされている古くて新しい問題だ」

「27年前から国会では審議してるので、拙速とか急にとかという話は全く通用しない」

と話されました。

通称使用でという方もいますが、

結婚が両性の合意のもとに成り立つのであれば

その名乗る姓についてもそれぞれの考えのもと、

両性の話し合いのもとで、選択できる制度へと改正されることが期待されます。。




 

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