2025年2月15日

下水道管の緊急点検を 県・市で実施、現在のところ異常なし。

みなさん、こんにちは。きしべ都です。

県では、埼玉県の道路陥没事故を受け、

埼玉県流域下水道管と同規模の下水管を対象に

緊急点検(一次点検)を実施した結果、

現在までに異常は認められませんでした。

また、多くの皆様に安心していただくため、

緊急点検の範囲を県が管理する全ての流域下水道管(全延長約174km)に

拡げます。

1 神奈川県の一次点検結果

​​​​事故があった管と同規模の相模川流域下水道、約58kmについて、

管が埋設されている道路における段差などの変状や、

303箇所あるマンホール内の下水の流下状況を、

目視で点検した結果、異常はありませんでした。

また、地中の空洞を把握できるレーダー探査車により

路面下の空洞の有無を調査した結果、現在のところの速報結果として、

空洞は確認されていません。

なお、詳細なデータは、現在分析中ですが、分析が終了し次第、

結果をご案内いたします。

調査項目調査期間摘要
道路の変状調査令和7年1月30日、2月3日58km
下水の流下状況調査令和7年2月3日から7日303箇所
空洞調査令和7年2月4日から7日49km(探査車が走行可能な区間)

緊急点検の結果については、県流域下水道整備事務所のホームページでも確認できます。

2 神奈川県の今後の緊急点検

(1)一次点検の拡大

これまで、処理流量300,000立方メートル/日以上の処理場に接続する管径2,000mm以上の下水管を対象に点検を実施してきましたが、今後、県が管理する全ての流域下水道管に点検範囲を拡大していきます。(全延長約174km)

このうち、優先度の高い酒匂川流域下水道の管径2,000mm以上の下水管(延長約3km)については、2月14日までに点検を完了させ、その他の下水管については、その後に実施していきます。

(2)二次点検の実施

一次点検で異常が確認された箇所については、管路内にテレビカメラを入れて詳細な調査を実施します。

また、令和7年1月30日付でお知らせしたとおり、埼玉県流域下水道管と同規模の下水管がある約58kmの区間(本日までに一次点検を実施済)について、令和5年度末時点で補修を要するとされている65箇所は、同様の調査により劣化の進行状況などを確認していきます。

なお、これらの調査により、異常が発見された箇所は、速やかに必要な補修を行います。

横浜市の対応について

横浜市下水道河川局では、埼玉県八潮市で発生した道路陥没を受けて、

市が管理する下 水道管について、次のとおり、緊急点検を実施しました。

1 緊急点検の内容

(1) 下水道管の点検

ア 対象 水再生センターへ流入する内径2m以上の汚水幹線および合流幹線(24 幹線)

イ 方法 ・水再生センター直近のマンホールの中から、下水道管内部を目視点検 ・下水道管が布設されている道路表面の目視点検

ウ 実施期間 令和7年2月3日~2月5日

エ 点検結果 緊急で対応を要する異常はありませんでした。

(2) 路面下空洞調査

ア 対象 点検対象の下水道管が布設されている道路(道路延長:約 20km、探査車走行延長: 約 30km )

イ 方法 路面下空洞探査車による電磁波地中レーダー方式

ウ 実施期間 令和7年2月3日~2月4日(現地調査)

エ 点検結果 緊急で対応を要する空洞が路面下に2か所発見されましたが、2月 10 日までに 埋戻しの対応が終了しています。 なお、空洞の原因は、緊急点検した下水道管に起因するものではありません。

【埋戻し対応を行った所在地】 ・港北区新吉田町 ・神奈川区入江二丁目

2 今後の対応

横浜市では、下水道の点検・調査にあたっては目視点検のほか、テレビカメラを使用 した下水道管内部の調査を定期的に行っています。今後も、引き続き、日常点検や定期 的な点検・調査を行い、状態監視保全を継続していきます




 

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