インフルエンザの流行警報発令中!
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
1週間前にインフルエンザの注意報が発令されたことをお伝えしたのですが、
流行はさらに拡大、警報が発令となりました。
神奈川県内では第51週(12月16日から12月22日まで)の
インフルエンザの定点当たり報告数が「48.56」となり、
流行警報の基準である「30.0」を超えました。
年末年始、お買い物やごあいさつ回り、イベントやお集まりなど
たくさんのみなさんとあったり、しゃべったり、食事されたりと
三密状態になる時が多いとおもいます。
インフルエンザの感染予防と感染拡大防止のため、
改めて手洗い、咳エチケットを徹底してください。
1 第51週(12月16日から12月22日まで)における保健所単位の地域別定点当たり報告数

(注記)数値表記については国のシステム数値を採用しているため、表示桁数が統一されていません。
(参考)インフルエンザの定点当たり報告数について
インフルエンザについては、県がインフルエンザ定点として指定した約380の医療機関から週1回患者数が報告されます。定点当たり報告数が1.0以上の場合に「流行開始」となり、10以上の場合に「注意報」、30以上の場合に「警報」となり、10未満になるまで警報は継続します。
インフルエンザシーズンは、毎年第36週から翌年第35週までの期間です。
2 インフルエンザの定点当たり報告数の推移(神奈川県)

(注記)2020/2021シーズン(水色)は、2021/2022シーズン(黄色)と重なっています。
(参考)神奈川県における近年の発生動向
神奈川県内では、2023/2024シーズンは新シーズンに入った第36週(9月4日から9月10日まで)のインフルエンザの定点当たり報告数が「5.45」であり、流行開始の目安である「1.0」を超えていました。
また、第39週(9月25日から10月1日まで)に報告数が「15.05」となり、注意報を発令しましたが、その後、シーズン終了まで警報基準を超えることはありませんでした。
2024/2025シーズンは、第44週(10月28日から11月3日まで)に報告数が「1.11」になり流行開始となり、第50週(12月9日から12月15日まで)に報告数が「19.98」になり流行注意報の基準を超えました。
直近で流行警報基準を超えた週は2018/2019シーズンの第2週(平成31年1月7日から1月13日)でした。
県民の皆様へ
- インフルエンザの予防のためには
手洗いは、感染予防の基本です。外から帰った時など、流水・石鹸でこまめに手洗いをしましょう。
インフルエンザワクチンの接種は、感染後に発症する可能性を下げる効果と、インフルエンザにかかった場合の重症化を防止する効果があると報告されています。
ワクチン接種による効果が現れるまでに2週間程度要することから、接種を希望する方はこの期間を考慮してください。
乾燥を避けて、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がけましょう。
人混みへの外出の際はマスクの着用や手指衛生を心がけましょう。
- 他の人へうつさないために
せきやくしゃみが出る時はマスクをするなどの、咳エチケットを徹底しましょう。
- インフルエンザにかかったら
早めに医療機関を受診しましょう。
安静にして休養をとり、十分に水分補給をしましょう。