2023年2月5日

学校のマスク 一律でなく慎重に丁寧に

みなさん、こんにちは、きしべ都です。

1月30日に県議会 新型コロナウイルス感染症対策特別委員会が開催され、

私も質問に立ちました。

国において、感染症法上のコロナの類型を五類に変更する方向が示され、

すでに5月8日という日程も喧伝されており、

報道先行と正確な情報が不足しているため、不安も生じています。

発熱患者に対する診療体制教育現場の対応について質問しました。

1.コロナの発熱患者に対する診療体制について

医療がひっ迫する要因の一つとして、

コロナ患者に対する診療が

都道府県が指定した発熱外来に限定されてる点にあると言われています。

問1 年末年始は、インフルとの同時流行の懸念もあった中で、

発熱外来の開設が少なく、県は協力金を支給することで

医療体制を確保しようとしたが、

実際に年末年始の発熱外来のひっ迫状況はどうだったのか。

問2 感染の波が来るたびに発熱外来のひっ迫が懸念され、

県は拡充に取り組んできたと承知しているが、

なぜ発熱外来は全ての医療機関で行われていないのか。

問3 コロナが五類に変更された場合、

発熱患者の診療体制はどのように変更されると想定されるのか。

問4 コロナが五類に変更された場合、

幅広い医療機関で患者の診療が可能となると説明があったが、

都道府県による発熱外来の指定がなくなれば、

むしろ発熱患者の診療をしない医療機関が増えてしまうのではないか。

県では今までも感染症対策協議会等で、

コロナの保健医療体制を日常に近づける考え方について議論し、

行政サービスについて、

段階的に移行していくステップを示してきているが、

県民にとってはまだまだ共有されているとはいえない。

今回、いち早く国に対して要望を提出、

黒岩知事は

「これまでの対策を急に変えるとさまざまな点で混乱を生じる。十分な準備期間を置き、必要に応じて経過措置などを講じることを国に求めていきたい」と述べられた、

今後も県民が急な変更で戸惑ったり、

不安にならないよう十分な検討と対策、その早い周知を求めました。

2.コロナ5類移行に伴う教育現場の対応について

「5類」への移行に向けた対応とともに、

また、学校におけるマスク着用の緩和といったことも報道されています。

先日 1月19日の神奈川県感染症対策協議会の資料の中でも

「今後の具体的な対応変化」の一つとして

「学校・教育現場はどうするか」と記載されています

問5 その中で「なるべく正常に戻す。

マスク等の感染対策については指針が必要」とある。

5類移行に際し、学校生活全般や学校におけるマスク等の感染対策について、

どのように考えているのか、

昨年5月の運動時のマスク不要をうけて、

体育時、部活動時など学校でもすぐに周知、指導したと聞いています。

指導しても、なかなかマスクを外さない児童生徒もおり、

外しても口を手で隠しながら走るなども見られたとも聞いています。

厚労省文科省からの通知もこれからとは思うが、

3年に及ぶマスク生活で「恥ずかしい」など

心情的にマスクを外せない児童生徒もいるなか、

個々の生徒の状況、学級、学年、現場の状況をよく確認するとともに

丁寧な柔軟な対応を求めました。

問6 次に先ほどの感染症対策協議会の資料に

「出席停止期間等の考え方」との記載がある。

現在は、出欠席について弾力的な取扱いを認めているが、

5類に移行されても、コロナの感染は広がることがあり、

今までのような出欠席の弾力的な取扱いを必要とする場面は出てくると思う。

このことについてどのように考えているのか。

 今、中学。高校と入試の時期をむかえています。

コロナだけでなく風邪、インフルなど感染を避けるために

かなり長期に学校を欠席する児童生徒もいます。

出欠席の扱いについても扱いについて

新たなガイドラインが必要であるとともに、

各現場での柔軟さや弾力性も必要です。

マスクに関しては簡単に一律の指導ですませられません。

特別支援学級などには、

疾病や体調によりマスクを外せない子供たちも多くいます。

一般級にも体調管理の難しさや、

医療的ケアが必要な児童・生徒はいます。

教室内ではお互いの距離を2m以上離すなどの対応は難しく、

さらにようやくグループでの話し合いや実験、作業など

通常の授業形態がとれるようになってきたところでもあります。

一律のマスクの着用、不要ではなく、

個々の児童生徒の状況やクラスの状況、学習の内容や学び方の形態等、

さまざまな対応が求められます。

また、3年に及ぶマスク生活で「恥ずかしい」など

マスクを外せないといった心情などにきちんと寄り添うことも求められています。

3年かけて着用したマスクを安心して外せるよう、

時に時間をかけても丁寧な対応を求めました。

5類移行に伴い、

現場の状況をよく確認しながら、対応すること、

また、国が決める取扱いについては、

国に現場の声をよく伝えた上で、

実情にあった取扱いとなるようはたらきかけること、

教育委員会においても特別な配慮を必要とする場面で

慎重な対応を必要となることを示すことを求めました。




 

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