2022年12月28日

感染レベルを「レベル3」の「医療負荷増大期」に引 き上げ

みなさん、こんにちは。きしべ都です。

かながわ県内の感染状況は、

新規感染者数が連日 1 万人を超えており、

数の上 では 1 日約2万人を記録した第7波に次ぐ規模になっています。

そうしたなか、県内の医療提供体制は、

重症患者の 救急搬送や入院が

「困難になっている」という状況ではありませんが、

外来を希望する方々は多く、

重症化リスクの低い方の受診も多く、

ひっ迫しつつあります。

先日、報告させていただいたように

インフルエンザの感染者も増えてきており、

コロナとインフルとの同時流行への警戒も必要になっ てきています。

県は昨日、 新型コロナウイルス対策本部会議を開き、

流行の深刻度を示す指標「レベル」を

2(感染拡大初期)から3(医療負荷増大期)に引き上げました。

県はレベルを上げる目安として

「重症患者の搬送に支障を来している」ことを要件の一つにしています。

現在、救急搬送先の調整に時間を要することはありますが、

入院待機者は出ていません。

また、入院委ついても、26日の入院患者数は1864人となっており、

県が「最大確保病床」とする2200床に近くなっていますが、

病院の自主的な取り組みで実際には2300床近くに増えているとのことです。

重症患者はまだ58人と少ない状況でレベルを引き上げたのは、

年末年始に発熱外来が一層逼迫(ひっぱく)すると予想されるためです。

すでに今月中旬のききとりで

「発熱診療等医療機関」の7割が「逼迫している」と回答し

県内2200か所余りの発熱診療等医療機関のうち、

年末年始に開院するのは一日当たり平均300か所以下の予定が示されているからです。

受診できる医療機関が少なくなるなか、

重症化リスクが低く症状が軽い方が、

より多く発熱 外来を利用する状況が続くと、

医療機関がひっ迫し、

生命の危機にある 重症の患者が受診や入院ができない

といった事態を招きかねないとし、

年末年始における医療のひっ迫を、

何としても回避する 観点から、

感染レベルを「レベル3」の「医療負荷増大期」に引 き上げ

県民の皆様によりいっそうの感染予防のとりくみ等をお願いしています。

病床は逼迫していないことや

全国旅行支援などの経済政策との整合性を図る観点から、

県民への行動自粛の要請は不要と判断し、

「現状では宣言を出さない」としています。 

「基本的な感染防止対策の徹底」

「医療のひっ迫を防ぐ行動」

2つを中心に、

医療現場のひっ迫を回避するためにご協力をお願いしています。




 

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