2022年12月26日
ご注意!!来春のスギ・ヒノキ花粉飛散量はかなり多いようです。
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
県の自然環境保全センター(厚木市七沢)では、
春のスギ・ヒノキ花粉飛散量を予測するため、
県内のスギ林30箇所とヒノキ林40箇所で
花粉を飛散させる雄花の着花量調査を実施しています。
先日、今年度の結果をまとめ、公表されました。
以下、記者発表の転記です。
1 調査結果の概要
今回のスギ調査では、
スギ林30箇所の着花点数の平均値は77.8点となりました。
この値は、昨年の37.8点および
過去26年間の平均45.8点を上回り、
過去最高の値となっています(図1)。
一方、ヒノキ林40箇所の着花点数の平均値は59.8点となりました。
この値は、昨年の40.7点、過去11年間の平均45.1点を上回り、
11年間で2番目の値になりました(図2)。
スギ・ヒノキは猛暑であると
雄花の着花量は多くなる傾向にあります。
令和4年夏の7月は猛暑、
8月は平年を下回る気象条件でした。
7月の猛暑と前年がやや少ない年となったことが、
雄花の着花量が多くなった要因と推定されます。
今回の調査結果から、
令和5年春の花粉飛散量は、
スギ・ヒノキともに前年(令和4年春)に比べて大幅に増加し、
例年よりも多い大量飛散が予測されます。


2 調査の概要
(1) スギ
① 調査期間 令和4年11月1日から同月24日まで
② 調査地 県内の森林地帯を次の4地域に区分し、合計30箇所を調査しました。
地域 | 調査地 | 箇所数 |
県北部 | 相模原市緑区 | 6箇所 |
県央部 | 厚木市、愛川町及び清川村 | 9箇所 |
県北西部 | 秦野市、松田町及び山北町 | 6箇所 |
県西部 | 小田原市、南足柄市及び山北町の一部 | 9箇所 |