2021年4月10日

「夜間中学」アンケートの結果が公表されました

みなさん、こんにちは。きしべ都です。

以前は横浜市内だけでも5校あった夜間中学ですが

今は、横浜市内は南区の蒔田中だけとなりました。

県内には川崎市内にもう一つありますが、

市内在住、在勤のかたに限られるため

県内の他地域への設置が求められています。

これまで、県教育委員会でも、

市町村教育委員会と夜間中学の設置について

検討が進められてくるなか、

来年令和4年4月に、

相模原市が神奈川県立神奈川総合産業高等学校内に、

相模原市域外からも生徒が通うことのできる

市立「夜間中学」の開設されることとなりました。

市域外の生徒の受け入れについて

県教育委員会では、相模原市域外からも生徒が通える

広域的な仕組みの構築に向け

相模原市域外の横浜、川崎をのぞいた県内市町村で

「夜間中学」に入学を希望する方について、

現時点でのおおよその人数等を把握することを目的として、

アンケートを実施し、結果について公表されました。

以下、県のHPを転記します。

1 実施期間

令和3年2月12日(金曜日)~令和3年3月23日(火曜日)

2 調査の対象

神奈川県内(横浜市、川崎市、相模原市を除く)に在住する16歳以上の方で、次のいずれかに該当する方

  • 様々な理由により中学校を卒業していない方
  • 中学校を卒業したけれども、様々な理由により十分に義務教育を受けられなかった方
  • 外国籍の方で、日本の義務教育に相当する教育を受けられなかった方

3 主な調査事項

「夜間中学」への入学希望の状況、「夜間中学」で学びたい理由、居住する市町村 等

4 アンケート結果の概要

(1)アンケート用紙回収数 47枚
※調査対象に含まない横浜市、川崎市、相模原市、県外からの回答を含めると62枚

(2)各調査項目の集計

〇令和4年4月に開設をめざしている相模原市立夜間中学に、17 名が入学を希望し、22 名が入学を 迷っている。

〇夜間中学で学びたい理由として、

日本語力の向上をめざす人が 22 名と最も多く、

小中学校の勉強 の学び直しが 15 名、

文字の読み書きの上達が 14 名と続いた。

〇卒業後の高校進学や就職を理由に挙げている人が、延べ 16 名であった。

〇全体として、小田急沿線に立地する

夜間中学への通学がしやすい地域から回答が集まっている。

(厚木市、藤沢市、海老名市、大和市 座間市、綾瀬市。横須賀市。逗子市 湯河原町)

〇回答した割合が最も多いのが「20歳代」の人で32%(15人)、

次いで「10 歳代」の 人で17%(8人)、

3番目に多いのは「30 歳代」の人で15.0%(7人)。

〇「10歳代」~「30歳代」の合計は、64%(30人)と全体の半数以上を占めている。

〇中学を卒業したが、様々な理由で十分に通えなかった、と回答した人が25名と、全 体の半数以上であった。


添付資料「夜間中学アンケート 結果の概要」のとおり(PDF:758KB)

5 アンケート結果を踏まえた今後の方向性

県教育委員会では、本アンケートの結果を踏まえ、

広域的な仕組みに参画する意向のある市町村教育委員会との協議・調整を行う。 

また、相模原市教育委員会に対して、

今後の教育課程の編成や様々な準備等に、

アンケート結果を活用していただくよう情報提供する。




 

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