2020年7月27日

一般質問報告その7   コロナ禍における教員の確保について

みなさん、こんにちは。きしべ都です。

雨が降ったりやんだり天候不順の4連休

いかが過ごされましたか?

7月も最終週となりました。

【きしべ   質問】
6月から学校における教育活動が段階的に再開されたが、
小中学校の最終学年の学びの保障を確保していくことは、
喫緊の課題である。
先日、教育長から市町村立学校における学びの保障について、
国の第二次補正予算を踏まえ、
人的体制の強化に向け、
必要な対応を図るとの認識が示された。
しかし、各自治体間の人材の獲得競争が激しく、
教員の人材確保が困難な状況にあることに加え、
教育現場では育児休業などを取得する教員も増え、
代替教員の確保が難しく、
慢性的に教員不足、人材確保が課題になっている。
学びの保障、充実のために、
教員がいない、足りない、人材確保が難しい事実に
しっかり向き合った議論を進めるべきと考える。
そこで、
年度途中における緊急的な人的体制の強化に向けて、
県教育委員会では、
どのように教員を確保していこうと考えているのか、

【教育長   答弁】
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、
学校の臨時休業が3か月間の長期に及んだことから、
小・中学校における児童・生徒の学びの保障に
しっかりと対応していくことが必要です。
こうしたことから、県教育委員会では、
4月補正予算で
臨時休業に伴う補充授業等を行う
非常勤講師や学習指導員を措置してきました。
今後は、特に、
学習の不足を年度内に解消しなければならない
小学校6年生と中学校3年生について、
ティーム・ティーチングや習熟度別指導などの
きめ細かな指導を行う
人的体制の強化を図りたいと考えています。
その際、
今回の人的体制の強化は緊急的な対応であり、
正規の教員を任用することでは、間に合わないため、
臨時的任用教員を活用することを想定しています。
しかし、
出産休暇や育児休業を取得する若手教員の代替に、
既に多くの臨時的任用教員を学校に配置していることから、
こうした免許資格職である教員の確保は厳しい状況にあります。
そこで、県教育委員会では、
教育経験が豊富な退職教員に
臨時的任用教員になることを積極的に呼びかけていきます。
また、退職し、教員免許状の期限が切れている方に、
臨時免許状を付与するなど、
あらゆる手段を講じて、
臨時的任用教員を確保してまいります。
私からの答弁は、以上でございます。


【 要望 】
教員を含めた人的体制の強化について、
教育長から力強い御答弁をいただきました。
学校の再開や、
新型コロナウイルス感染症対策などで
日々の業務に追われている現場の教員にとって、
負担が軽減されることにもなる支援だと受け止めています。
とりわけ、臨時的任用教員の確保については、
このコロナウイルス感染症が拡大する以前から、
その確保が課題となっており、心配してきておりました。
教育長から臨時的任用教員の確保に向けて、
あらゆる手段を使って取り組んでいただける
という御答弁をいただきまして、
安心したところです。
学校再開後の児童生徒の安全安心と
豊かな学びを保障していくことが最優先であります。
しかし、それに合わせた
教員確保、必要だと思いますので、
早期実現を求めます。




 

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