2019年10月31日

目で見る北方領土 その3

みなさん、こんにちは。きしべ都です。
目で見る北方領土視察二日目の午後は
もうひとつのメインイベントである
北海道立北方四島交流センター見学と
元島民の方のご講演でした。
北方四島の歴史と生活、
交流の取り組みと返還運動の取り組みなど、
展示や映像で学んだあと、
色丹島に11歳まで暮らした得能 宏さんから
自然豊かな色丹島の思い出、
祖父の代から移り住んだ家族のこと、
ソ連軍占領後の樺太での苦しい抑留、
ようやく函館へ引き揚げるまでの
苦労の日々などなど伺いました。
得能さんは、
映画「ジョバンニの島」のモデルになったかたで、
改めて映画も見たいと思いました。
話したりないとおっしゃるお話の最後に
「今でもふるさとに帰りたい。
島民だけの島ではない、日本の島。
三世四世五世になっても戻してほしい」と。
根室の語り部の最年長となった今も
市内の小中学校はじめ
全国各地で広く皆さんに
うったえてまわられています。
視察三日目は納沙布岬先端へ。
波照間から全国をまわって灯され
絶やすことのない祈りの火、
四島のかけはし、
そして北方館、望郷の家。
北方領土問題対策協会の根室連絡所所長で、
北方館館長の小田嶋さんから、
眼前の歯舞群島、
はるか遠くの国後島を見ながら
北方領土の自然、
北方領土問題や歴史的経過、
戦前の島での生活やその後、
今の根室の漁業の状況、
返還運動の取り組みなど伺いました。
神奈川県の県民会議についても
毎年作成するポスターの工夫など
とりくみにおほめのことばもいただきました。
望郷の家には、
戦前の島での生活関連資料や
島内の町並み等が展示されています。
住居表示地図には各戸の名前も記され、
色丹島の地図には
前日お話いただいた
得能さんのお祖父様のお名前も
しっかり記されています。
一つ一つの名前に
それぞれの家族がいらして
生活が、仕事が、地域社会が
あったことが思われました。
74年がたち、
元島民の方々の高齢化、
記憶や記録、
返還への思いの伝承が大きな課題です。
行く先々で
次につなげることを
くりかえし伺いました。
今回、蝦夷開拓の歴史から
戦争前後の島と国、
非常に盛んであった漁業と加工業
豊かな海の自然を大事に生かしてきた
北の人々の暮らしもともに
学ばせていただきました。
得難い体験となりました。
迎えていただた関係者の皆さん、
視察団の皆さん、
ありがとございました。

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