2019年10月9日

建設企業部会視察で相模湖へ。

みなさん、こんにちは。きしべ都です。
今年は建設企業常任委員会の
所属です。
今年度の会派の委員である
川崎選出の栄居議員と
磯子選出の市川議員と
県内現地調査に行ってきました。

まずは建設から72年を経て
リニューアル工事が始まる相模ダムと相模発電所に。
我が国最初の河川の総合開発計画として
昭和13年に相模原河水統治事業として県議会で議決しました。
戦中戦後の激動のなか、昭和22年完成したものです。
相模ダムに貯水された水は、
ダム直下の相模発電所を通して下流に放流されます。
この水は県、横浜市、川崎市および横須賀市の
上水道や工業用水として使われています。
発電所ではこの高さ、落差を利用して発電をおこなうとともに
ダム下流の河川の必要な翠量と水道用水に必要な水量を確保しています。
昨年は降水量も多く4万㎾、約4万世帯分を発電しました。

相模ダムは72年を経て
水を放流するゲートなど設備の老朽化が進み、
県は大規模改修 リニューアルを計画しています。
東日本大震災後、
ダム本体のコンクリートの耐震や強度を診断し、
建設当初の強度が保たれているとの結果がでています。
放流ゲート6門と、
それを支える7本のピア(柱)は老朽化が進んでおり、
現時点で問題はないが、
今後も安定的に利用するため改修が必要です。

今後ゲートの形状、ピアの構造などを検討し、
設計などを経て、
2024年頃の着工を目指します。
ゲートは、現在の門が垂直に開閉する「ローラーゲート」から、
扇形に開閉して構造がコンパクトな「ラジアルゲート」への
形状変更を視野に入れているそうです。
同時に、
水が放流される直下の川底と
両岸の浸食が進んでいるため、
コンクリートブロックで保護するなどの
大規模な護岸工事も実施する予定です。
今後、検討、調査をすすめていきますが、
工期約15年、総工費約240億円あまり。
同規模の大型ダムの大規模改修は
全国でも例がなく、
とくに工事は、
水をためた状態でダムを使いながら行う予定で、
このため、冬場の水量が少ない時期を中心に
ゲートを1門ずつ改修する必要があります。
ダム本体に10年、
下流の工事で5年の計15年程度が見込まれています。

「前例のない大規模改修」となるため、
「国土交通省などと技術的な協議をしながら」進めることになり、
「時期が限られる上、水があるなど制約が多いことから
期間も長く、難工事が予想されます。

そのあと、
相模湖から上野原まで足を伸ばし、
鶴島で行われている
相模貯水池大規模建設改良事業のしゅんせつ現場、
しゅんせつ土砂の仮置き場の現地調査。
相模湖に流入する土砂を減らすための
貯水池の堆砂対策のしゅんせつは
地味な作業の連続ですが、
ダム湖の維持管理には欠かせない重要な事業です。
残念ながらバックホウ船は
作業で遠くに出ていて見られませんでしたが
土運船と陸揚げ作業、
仮おきの状況など
丁寧な説明をいただきました。
貯水池には釣り舟も浮かび、
付近には住宅もあるなかで
安全はもとより土ぼこりや騒音など
環境に配慮しながら作業されています。
中区南区にも相模湖の水が来ているそうです。
安心安全な水と電気の提供を
こうした事業が支えていることを実感しました。
関係者のみなさんの日々のご尽力に感謝です。

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