2018年9月8日

防災警察常任委員会 県外調査 その3 台湾能美防災股分有限公司・防災科学教育館

みなさん、こんにちは。きしべ都です。
防災警察常任委員会海外調査3日目
桃園市の台湾能美防災股分有限公司さんの生産工場へ。
能美さんは防災事業のパイオニアとして日本でも広く活躍されていますが、
台湾でも1981年の設立以降、
防災機器の販売から設計、施工、メンテナンスや
消防防災システムの運用を一連で手がけています。
1981年1500万NT $(日本能美防災49%、台湾資本51%)で設立され
現在では日本能美防災が96%です。
桃園工場では1997年にISOも取得し高品質維持に貢献しています。
台中オペラハウスや新光超高層ビルや
高速道路のトンネルなど台湾でも防災のパイオニアとして活躍しています。
一昨日、昨日に利用した台中駅や桃園空港にも
新型の放水型消火システムが入っています。
技術革新で広範な場所でも、感知し、
一斉でなくスポットで効果的効率的な消火ができるそうです。
工場では有資格の熟練の方たちが
手作業で製造作業や検査を行っている様子を間近で見せていただきました。
防災、減災の取り組みにこうしたシステム、
機材も重要であり、
家庭から大規模施設まで実際に利用されている
製品の製造や点検など現地での生産現場を調査させていただきました。

2ヶ所目は
年間八万人が訪れる台北市政府消防局防災科学教育館へ。
神奈川県にも総合防災センターがありますが、
台北市では阪神大震災を契機に
都市型災害へ特化して、
市民のための理解啓発、対応力強化のために設置されました。
災害対策や防災の重要性について体験を通して学ぶ施設で、
防災意識の啓発向上に貢献しています。
映像や展示物の説明を受け、
障害者救出訓練、火災発生原因など、
実際に体験させて頂きました。
各種災害の模擬体験、
防火、地震、台風の知識、
防災・減災への一人一人ができるとりくみなど
体験を主とした学習啓発施設で、
当日も小学生、幼稚園の児童が見学していましたが、
ここは子ども向けだけではなく、
企業、病院、介護施設など利用者は幅広いです。
階段を使えないかたのためのカーゴ式自走安全梯は
日本でも導入の必要あるのではと感じました。

自助、共助のためにはこうした研修、体験の積み重ねは大事です




 

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