2018年9月8日

防災警察常任委員会 県外調査 その2 内政部消防署訓練センター・921地震教育園区

みなさん、こんにちは。きしべ都です。
防災警察常任委員会 県外調査 二日目は
南投県の内政部消防署訓練センター。
東洋一と言われている消防・防災訓練施設です
住宅や工場、事業所等を模した実物大の建築物
トンネルや道路、
地下鉄や列車事故、
石油化学プラント、
船舶、航空機などや
地震災害、土石流などの自然災害などの
さまざまな災害現場を再現した大規模訓練施設での訓練や
人材育成を調査しました。
建設にあたり海外の訓練施設を調査して
台湾で導入可能なものは全て取り入れ、
最新、最適な訓練施設になるようにして、
広大な施設に事故現場や災害現場を再現。
消火、救命、救助活動を訓練しています。
規模の大きさだけでなく
訓練システム、訓練効果、安全管理等についても
高い評価を得ています。
昨日、視察した警察専科学院の生徒は
全員、夏と冬にここで訓練するそうです。
また、採用後の現任訓練や
日本はじめ韓国など海外からの研修も受け入れています。
今日も三週間の研修中の韓国の消防の方たちが
地震災害現場の救助訓練をされていました
日本とも活発に交流されています。
更なる交流が深まり、
共同訓練などを通して地震が多い両国の
災害対応能力が高まることを期待します。
神奈川県では県消防学校に
実践的トレーニングセンター「かながわ版ディザスターシティ」を整備中で、
大変参考になりました。

2ヶ所目の調査は
台中市 「921地震教育園区」
1999年9月21日深夜、
台湾中部の南投県集集鎮付近を震源とする
M7.3の大地震が発生。
この地震による死者2415人、行方不明者29人、
重軽傷者11305人、損失は3000億元。
震源地に近い台中市の光復中学校は、
断層の真上に建てられていたことから
校舎の殆どが倒壊し、
グラウンドには大きな段差が走り、
壊滅的な被害を受けました。
台湾政府は
地震後、直ちに災害からの復興に取り組みました。
光復中の断層が動いた跡、倒壊した校舎、
隆起したグラウンドなどをそのまま保存し、
地震記念館「921地震教育園区」を建設しました。
大地震の記録の保存、
地球科学や地震への知識と理解の啓発、
地震災害への意識向上、
国内外の地震研究の情宣を
図っています
断層のちょうど真上で2メートル以上も盛り上がった
校庭のトラックや隣を流れる川岸。
崩れ落ちた三階建ての校舎。
構造がむき出しになった柱の数々。
震災遺構は饒舌です。
深夜の地震で、被害がでなかったのが本当に幸いでした。
ただ、9月の新学期が始まったばかりで広く被害がでたため、
授業の再開には相当、苦労があったそうです。
隣接する小学校は被害が少なく
耐震化等、補修後、現在も使われています。
災害の被害だけでなく、
地震発生のメカニズムやプレートの点在、
耐震、免震の工夫など、
また、風水害幅広く学べる教育施設で
県外からも多く見学にくるそうです。
災害の備えへ、
過去の記憶をしっかり伝え、
記憶と記録を未来に生かすことの大切さ、
痛感しました。

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