2018年5月6日

日華議連 台湾視察 その4 日台の歴史  宜蘭県議会表敬訪問

みなさん、こんにちは。きしべ都です。
台湾視察の4日目は
日台の歴史 初代宜蘭県長官 西鄕菊次郎の足跡を訪ねました。 
まず、宜蘭県宜蘭河の中山橋西側にある
『西郷庁憲徳政碑』を見学しました。
海以外三方を山に囲まれた宜蘭県は肥沃な土地ですが、
古くから宜蘭河の洪水,氾濫に悩まされてきました。
1900年に初代宜蘭庁長として赴任した西郷菊次郎は
公衆衛生、医療、行政、学校設置、鉄道敷設と
宜蘭のまちづくりに尽力しました。
なかでも西郷堤と呼ばれる堤防、治水事業は
台湾総督府と粘り強い交渉の末、巨額の補助金を引き出すことに成功、
1年5か月の歳月と巨費をかけた13.7キロメートルの
宜蘭川堤防は01年9月に完成。
宜蘭河の洪水は二度と起きなくなり、暴れ川の汚名を返上しました。
住民の長年の課題は解決され、
今も広い河川敷は市民の憩いの場、スポーツ公園になっています。
のちに『西郷庁憲徳政碑』と刻んだ石碑が設置され、菊次郎を顕彰しています。
戦後、不明だった碑は1990年に発見され
宜蘭県文化局により中山橋横の堤防上に移築されました。
  
次に宜蘭設治紀念館(元宜蘭庁長官舎)を見学しました。
日本の台湾統治時代の歴代地方長官の官邸が
宜蘭市によって復元新築されました。
台湾でも経済成長による急激な開発を受け、
古民家や歴史的建造物の保全は大きな課題であり、
宜蘭政治史に欠かすことの出来ない
日本統治時代の宜蘭庁長官舎を保全、活用することになったそうです。
官舎は、800坪の敷地に74坪の和洋折衷の平屋建てで
幹部職員や校長の住宅と共に残っていたものを修復、
初代長官の西郷菊次郎の資料、文書等も公開、
映像による宜蘭の歴史紹介もあり、
宜蘭市が伝統、歴史、文化の保存、継承に力をいれていることが伝わリました。

宜蘭県議会では休会中にもかかわらず、
林 棋山 副議長
陳 茂琳 秘書長におでむかえいただき、
宜蘭県の概要
宜蘭県政センター中央公園について
宜蘭県議会について
説明をうけ、意見交換しました。
宜蘭県は,新北市の南、台湾の東北で
台湾の中で日本に一番近く、台湾第6の都市で、
海と山と温暖な気候、降雨にめぐまれ、
農林水産業はもちろん、台湾オペラ発祥の地として
芸術、文化にも力をいれ、その伝統や文化を観光にもいかしていこうとしています。
今回伺った県議会の施設は県庁や地方法院と
中央公園内に県政府の重要な公共施設を
「空間新民化」「環境公園化」「地域特徴化」の三原則で配置、
県議会の広いロビーは市民に解放され、
イベント、ギャラリーとしても使われているそうで、
各施設を通じて
コミュニティ、美観、機能の融合を図っているそうです。
特産の県産台湾ヒノキの内装の県議会棟も大変立派ですが、
議場スクリーン、各机上にパソコンが置かれ、
議決は正面スクリーンに即時表示されるようになっており、
傍聴席は議員席に近く
神奈川県よりIT化は進んでいると感じました。
副議長からは
丁寧なご挨拶と今後の交流、友好について
お話しいただきました。
宜蘭県の姉妹都市は山形県で、
観光・教育・農業の分野で
協力と交流を推進する「友好都市提携協力覚書」を締結しているとのことでした。

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