2017年12月9日

厚木から岩国へ

みなさん、こんにちは。きしべ都です。
11月28日に、
厚木基地の
空母艦載機の一部である
戦闘攻撃機FA-18の2部 隊と
電子戦機EA-18Gの部隊
約30機が
岩国基地へ移駐しました。
8月9日の
早期警戒機E-2D に続き、
今回、
新たに戦闘攻撃機等が移駐したことは
空母艦載機の移駐が
着実に進んでいることを
示しています。
計画では、
来年5月までに艦載機計61機を
段階的に移転する予定です。
輸送機C-2の部隊の移駐については、
米側で調整中とのことです。。

これまで
国は、在日米軍の兵力構成見直し等の取組を進めるなか、
2006年に「再編実施のための日米のロードマップ」を発表しました。
そのロードマップによると、
厚木基地の空母艦載機を、
2014年までに岩国基地に移駐することになっていましたが、
2013年1月に、
「厚木基地の空母艦載機の岩国基地への移駐時期は、
2017年頃になる見込みである」との説明が国からありました。
その後、2017年1月には、
早ければ2017年7月以降、
空母ロナルド・レーガンが横須賀に寄港する時期に
移駐が開始される予定であるとの説明が国からありました。
さらには、
2017年7月11日に山口県知事、岩国市長らが防衛大臣等と面談し、
空母艦載機移駐容認を伝えたとの説明が国からありました。
これまで神奈川県や周辺市では、
移駐の早期かつ着実な実現と
移駐後の厚木基地の運用や騒音状況、
恒常的訓練施設の整備の見通しや整備までの運用等について
情報提供を求め、国に要請してきました。
移駐により
厚木基地での米軍機による騒音被害について
ようやく軽減されることになります。
しかし
7月に今回に先立って
空母艦載機着陸訓練が移駐されたにもかかわらず、
9月に厚木基地での訓練が行われました。
今回の移駐後の騒音状況について
基地周辺住民の負担が本当に軽減されるのか
県として確認していくことが必要です。
今後、厚木基地からの移駐で
岩国基地の所属機は約120機に倍増すること、
嘉手納基地(沖縄県)と並ぶ
極東最大級の航空基地になること
まだまだ
国内に
基地がある問題は
解決していません。




 

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