代表質問 最終 神奈川のポテンシャルを生かすために⑶ 県立川崎図書館について
【 質問要旨 】
3 神奈川のポテンシャルを生かすために
⑶ 県立川崎図書館について
川崎図書館は
かながわサイエンスパークに移転する方針が示されているが、
移転にあたっての詳細が一向に明らかにされておらず、
また、移転によって、
一部の蔵書と機能が分割・分散され、
「科学と産業の情報ライブラリー」として
国内外から高く評価されてきた機能が損なわれるのではと
心配する声も寄せられている。
これまで、
文化政策だけでなく経済政策、産業政策の面でも
大きな役割を果たしてきており、
全国に先駆けて産業支援、ビジネス支援をしてきた
川崎図書館の蔵書は、他県に勝るとも劣らないと考える。
そこで、
改めて、県立川崎図書館の役割と魅力についてどう考えているのか、
また、
これまで蓄積してきた魅力やポテンシャルを
今後、県内産業の支援にどうつなげていこうとしているのか、
併せて見解を伺う
【 教育長 答弁要旨 】
川崎図書館は、
昭和33年に工業専門図書館としてスタートし、
平成10年には、科学と産業の情報ライブラリーとしてリニューアルするなど、
一貫して企業の技術開発を支援する役割を果たしてきました。
現在では、
専門雑誌や技術報告書などの豊富な専門図書や、
技術開発に必要な、
特許・規格情報を提供する知財サービスなどが、
川崎図書館の大きな魅力となっており、
企業の皆様からも高い評価をいただいています。
このため、
今後、KSPに移転した後も、
こうしたものづくりを中心とした技術開発を支援するという
川崎図書館の役割と魅力を維持していくことが大切と認識しております。
こうした中、7月から8月にかけて、
企業の皆様に、
川崎図書館に対する要望についてアンケートを実施しました。
企業からは、
人工知能など最先端の技術分野にかかる専門書を充実してほしい
というご意見などが多く寄せられています。
今後は、
これまで川崎図書館が果たしてきた役割や実績を活かしながら、
より企業のニーズが高い蔵書やサービスについて、
充実を図っていきたいと考えています。
例えば、先端技術産業の製品開発には、
特許に関する情報が欠かせませんので、
こうした蔵書の充実や、
公益財団法人神奈川科学技術アカデミーKAST等と連携した
知的財産にかかるサービス機能の充実を検討していきます。
そして、本県の「ものづくり技術」の支援につなげてまいります。
【 再質問要旨 】
KSP移転後の川崎図書館については、
知的財産に係るサービス機能も充実していきたいとの御答弁をいただいた。
一昨日の他会派の議員の質問では
、社史や公害関係を含めた、
約3分の2程度を移転するという御答弁があったが、
現在の蔵書の中で、
産業支援の核となっている特許・規格関連の図書・資料については、
どの程度移転する計画なのか、現在の検討状況を伺いたい。
【教育長 再答弁要旨 】
特許・規格関連の図書・資料は、
商品開発を含めた、ものづくりにかかわるものです。
そのため、
1万冊を超える特許・規格関連の図書・資料につきましては、
全てをKSPに移転する方向で検討を進めているところです。
【 要望 】
川崎図書館については、
科学と産業の情報ライブラリーとして
国内外から高く評価されてきた機能・ポテンシャルを損なうことなく、
さらに活用する視点が重要と考えます。
特許・規格等の蔵書、
全て持っていっていただくということです。
その他にも社史コレクション、
学会誌、業界誌、技報、講演・論文集等、
ユニークな蔵書構成と事業展開で、
神奈川県のものづくりを積極的に支援してきた図書館の
豊富な科学技術情報について、
多面的・複合的に利用する方策を示し、
移転に伴って寄せられてきた不安の声に応えることが必要と考えます。
再整備に当たりましては、
さらに県民の利用を高め、県政に活かせる再整備となるよう、
県民・関係者の声を広く聴き、
川崎市ともよく協議し、
よりよい図書館とする取組みを求めるところです。
特に、今後の移転計画について、
早期に、その全容を県民に示していただくよう要望します。









