2015年11月22日

県政調査 報告 山形・宮城・福島 その3

エネルギー視察の2日目の最後は山形県庁へ。


吉村知事は「卒原発」を掲げるなか、
再生エネルギーを買い取り、
販売する地域電力会社「やまがた新電力」をスタートさせ、
来年四月から電力供給を開始します。

初年度から黒字が見込まれるこの新電力事業はじめ山形県のエネルギー戦略を伺いました。
再生エネルギーの導入だけでなく地方創成、
新しいビジネス展開も目指しています。

地域の力、民間の力の活用、
4月からの本格稼働、
注視していきたいと思います。

再生エネルギー視察の最終日は福島県の会津電力株式会社さん、
雄国太陽光発電所にて佐藤彌右衛門社長から熱い思いを伺いました。

東日本の原発事故後、
国や東電を非難するだけでなく、
原発を見過ごしてきた責任として
太陽光、小水力、木質バイオマス、地熱、風力等の再生可能エネルギーを
積極的に導入するため設立されました。

代表取締役の佐藤彌右衛門社長は、会津の老舗大和川酒造の9代目。
お話は戊辰戦争から始まりました。
郷土の歴史が途切れ、故郷に住めなくなるということ。

会津では古くから豊富な水資源で
水力発電が行われ、十分県内電力はまかなわれてきたこと。
東京はじめ首都圏への電力を送るために
原発ができ、
そして原発事故
恐怖と怒り。
自分たちの使うエネルギーは自分たちの手で作ろうと、
再生可能エネルギーでの電力会社を設立されたとのこと。

地域の資本で地域の資源で作り出す再生エネルギー、
太陽光発電からはじまり、小水力、木質バイオマス、熱エネルギーと
小規模の地域分散型でエネルギーインフラ整備と雇用の創出にこだわられています。
「社会は自分達の力で変える、変えることができる」
その事を実感とともに次世代に手渡す思いで日夜活動されています。
今日もこの後は東京で会合あるなかギリギリまで意見交換させていただきました。
あふれるエネルギー、使命感と郷土愛に感動しました。

三日間の県外調査で
各所、時間が短かかったですが、
再生エネルギーと
地域活性化
産業振興
可能性を非常に感じたものとなりました。
2030年までに
原発ゼロ
代わりうるエネルギー
十分にあると確信しました。
皆さん、調査の受け入れ等
大変お世話になりました。
ありがとうございました。




 

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