再生可能エネルギー視察報告4 温泉熱を利用したバイナリー発電
みなさん、こんにちは。きしべ都です。
再生可能エネルギー視察最後は
同じく大分県別府市、
深い井戸を掘るのではなく、
既存の温泉を活用したバイナリー発電を開始した
「瀬戸内自然エナジー株式会社」に伺いました。




環境省の二酸化炭素排出抑制事業、経済産業省の地熱発電事業、二つの認可を受けた全国第1号のバイナリー発電所です。
バイナリーと地熱発電との違いは、
地熱発電だと地下から吹き出す150度以上の蒸気でタービンを回しますが、
バイナリーは100度程度でも、
水より沸点が低い媒体(水とアンモニアの混合物等)を温水で温めて蒸発させ
媒体の蒸気でタービンを回すものです。
100度程度の温水でも十分発電でき、
温泉水の活用に向いています。


特に温泉は50度以上は浴用に冷まして利用するわけですが、
高温の温水で発電したあと、温度が低下した熱水を浴用に利用でき、
温泉の力を有効活用、一石二鳥、無駄がありません。
高熱の熱源を求めて深く掘る必要がないので、
工事費が安いことと温泉への悪影響もありません。



高台の発電所は住宅街にあり、本当に小規模な発電所です。
周囲の住宅にはただで温泉を供給しており、
排水路には温泉水が流れます。


森川社長は、 50年間、温泉の供給をされてきましたが、
1分間に800リットルの温泉を住宅に供給後、余って捨てることを長年もったいないと考えていたそうです。
東北震災後 自然エネルギーへの関心の高まりと
再生可能エネルギーの固定買取制度が始まり、
このバイナリー発電に着目、
日本で最初の発電事業を開始されました。

今は6基目の発電所を建設中。
新規の源泉掘削
発電機の増
高圧に対応する送電線
さらなる事業拡大も3から4年で償却できるといいます。
バイナリー発電を始めるには、温泉、土地、豊富な水の3つの条件が必要。
別府の土地の利を活かし、
自然エネルギーの力を最大限活用するバイナリー発電。
現在連日の団体、企業、行政の視察があるということです。
神奈川での温泉の温度と水量が課題です。
吹き出す温泉以上に
パワフルで熱い森川社長に
私たちも元気とパワーいただきました。
ありがとうございました!









