2013年8月14日

また こらっせ 楢葉っこ

みなさん、こんにちは。きしべ都です。

震災から2年半たって
いまだ外で思いっきり遊べずにいる
福島のこどもたちを
神奈川にきてもらうとりくみが
この夏休みに
いくつかの団体で行われています。

8月5日から9日まで、
福島県楢葉町の小中の子どもたちを神奈川に招くリフレッシュプログラムが
福島子ども・こらっせ神奈川の主催で行われました。
たくさんの賛同者のカンパや大学生を中心としたボランティアに支えられ、実現したそうです。
前半は、山北町で川遊び、現地校との交流などを通じて山北の自然を楽しみ、
後半は、横浜で中華街やみなとみらいを散策、野島で最後の夜を過ごしました。

夕食後、5日からのプログラムを振り返る

キャンドルファイヤー
大学生ボランティアのスタンツはAKB!
子どもたちの笑顔と歓声があふれました。

被災地の子どもたちのためのリフレッシュプログラムとして
教員出身の参議院議員 那谷屋 正義議員からお話を伺い、
また那谷屋議員は、
5月の国会の予算委員会において質問し、 文科大臣から
「被災した子供たちに移動教 室として
ほかの地域において様々な体験活動や他校との交流による学習の機会を提供すること、
これは教育上においても大変有意義なものである」との答弁を引き出したことも伺ったところです。

那谷屋議員が、今回行われたこらっせ神奈川のとりくみを紹介したご縁で、
プログラムの前の前段集会にも参加し、
福島県伊達市の元校長先生から
福島県内では、伊達市において
新潟県見附市への移動教室が行われており、文科省から
先進的なモデルとなる教育活動を推進する復興教育支援事業の一つとして
9500万円がついていることもお聞きしました。

今回のプログラムでも
山北町の支援があったり、
小田原では鈴廣かまぼこさん
横浜でもランドマークタワー、カップヌードル博物館など
企業の大きな支援があって多彩な体験プログラムが実施できたと聞きます。

しかし、こういった民間の団体が公的な資金援助を受けることがむずかしいことです。
資金をどう集めるかが大きな課題です。
来年も来たいという参加の子どもたちの声、
特に中3の子どもたちから
来年は高校生ボランティアとして手伝いにきたいとの声にこたえるためにも
来年もプログラムを継続するためには、
安定した資金繰りが必要です。

福島県内の学校主体であれば受けられる復興教育支援事業の対象にはならないそうです。
県内で行われる他の団体も同じ状況です。
神奈川県や横浜市なども県内の被災者のための支援を継続しています。
こうした被災地からのリフレッシュプログラムにも
公的な支援が得られ、継続して被災地の支援につながるよう
この意義や成果を伝えていかなくてはならないと感じました。

 




 

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