2011年6月1日

現地視察  清川村

みなさん、こんばんは。
昨日は、突然の放射性セシウムの検出で大打撃をうけた
かながわブランド「足柄茶」の産地の清川村に現地視察に伺いました。
荒茶工場のチャピュア清川にて、生産者の方々、農協、県職員の方々のお話を伺って、刈り取られた茶畑や廃棄の様子を見学。続いて、清川村役場において、大矢村長はじめ村議会議員の方々と意見交換しました。
今まで、県内では土壌や農産物などから基準値を超える放射性物質が検出されずにきています。その中、5月上旬に年間の売り上げの半分以上を占める一番茶・新茶から食品衛生上の暫定基準値を超えるセシウムが検出され、県は出荷停止を要請、回収が行われました。検出されたのは南足柄市、小田原市、真鶴町、湯河原町、愛川町、清川村の6市町村でしたが、お茶は、各産地で収穫後、荒茶工場で加工後、茶業センターに一元集荷され、製茶・ブレンドされるため、今年度の一番茶すべてが出荷停止。回収となったわけです。
(県内で生産された食品の放射能濃度について – 神奈川県ホームページ)
経済的な打撃は大きく、そして40年、丹誠こめて世話をしてきて、かながわブランドとして、各生産地で協力して育ててきたものが、すべて刈り取り、廃棄となった生産者の意欲、心情への打撃もいかばかりかと。今後の検査の継続実施、風評被害への対策、迅速な補償へのとりくみとあわせ、なぜ、お茶から基準を超えるセシウムが検出されたのか、メカニズムの究明も必要です。
5月の補正予算でも、報告されましたが、今後も環境農政常任委員会でもしっかり取り組んでいきます。




 

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