2013年4月1日

「Cabbage and Condoms」

みなさん、こんにちは、きしべ都です。
過激な題名に眉をひそめた方もいらっしゃるのでは?
でも大事な名前です。タイの視察報告第一日目。

25日に本会議を終え、
翌日からタイに向かいました。

昨年、立ち上がった県議会の日タイ友好議員連盟による視察です。

一日目はほぼ移動で終わるかとおもいきや、
前外務大臣ご夫妻との意見交換会。
カシット・ピロム前大臣は、タイの駐日大使もされていらして
ご夫婦ともに親日家でいらっしゃいます。

発展するタイ経済と失業率の低さ
日タイ経済セミナーなど両国の懸け橋となってこられました。

気さくに記念写真にも応じていただきました。

場所は有名な「Cabbage and Condoms」


おしゃれな店内のいたるところに
コンドームのパフォーマンス

衣装がすべてコンドームです。その他お花のアレンジなど色鮮やか!

とそこへ、サプライズゲスト!!

「ミスターコンドーム」と呼ばれる元国務大臣もいらっしゃいました。


ミーチャイ・ウィラワイタヤ氏は
2007年に日経アジア賞を受賞し
その活動が日本でも大きく紹介された
PDA(The Population and Community Development Association・人口と地域開発会議)を
設立、貧困につながる人口爆発を防ぐための家族計画と監禁作物生産が農村を救うとして
社会的企業として、会場であるこの「Cabbage and Condoms」やパタヤのホテルなど経営し
活動費を得ています。
UNAIDS(国際合同エイズ会議)大使
タイ国立HIV AIDS教育センター会長を歴任
タイ全国でいたるところで簡単にコンドームを入手することができるようになり、
1990年代前半には14万人を超えたエイズ患者が、2万人まで減少したそうです。
94年にアジアのノーベル賞ともいわれるマグサイサイ賞を、97年に国連人口賞など受賞されています。
何度も「私の店ではありません、
みな、PDAのとりくみです。
みんなで取り組んでいるんです」とおっしゃる言葉は印象的でした。

翌日伺ったスラム街にもエイズ教育センターがありました。

高層ビルが林立するその足元にひろがるトタン屋根のスラム
レストランに向かう道すがらには
おびただしいほどの屋台が並んでいます。
そのかたわらに
物乞いの子ども連れ、老人、若い女性、
灼熱の路上で紙コップをあげるそのすがたに
おどろくとともに、
その貧困に対して
教育や事業で
貧困から自立させようと何年も取り組んでいる方々に
お会いできて感激しました。

 

 

 

 




 

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