南区から県会へ!やさしさとぬくもりのある政治を目指します!
神奈川県議会議員 きしべ都

活動ブログ

2014年1月 のアーカイブ

2014年1月28日

博物館でもICTの活用

みなさん、こんにちは。きしべ都です。

夏に文教常任委員会で伺った
福岡市博物館に
改めてもう一度伺いました。

夏には改装中であった
常設展が11月に改装オープン
ユニバーサルな展示や
ICTの活用など実際の運用がはじまってます。
情報端末で
展示解説する
「てくてくミュージアム」の運用を
実際に体験してきました。

入口で無料でタブレットを借りて中に入ります。

タブレットがなくても、映像を多用した展示はわかりやすく
あちらこちらにレプリカなど触れる、体感できるようになっています。
そして
考古学的な分類や品名だけでなく、
何に使ったのか、どういうものだったのか
キャッチコピー的にかきそえてあるので、
専門的な知識がなくてもわかりやすく
また身近に感じられる展示です。

そうした工夫に加えて
ICTを活用したより詳しい説明や写真、動画などの
展示説明がされています。
そのなかでも
タブレットを借りていると
こうしたQR表示にかざすと
ここではナウマンゾウが壁から飛び出してきます。
ほかにも土器が掘り出されてきたり、
楽しい仕掛けが隠されています。

タブレットの貸し出しも地味(すみません、もっと宣伝してもいいとおもったもので)ですが
展示でも控えめにあちらこちらにQRコードがあって
最初はタブレットを使いこなせるか不安でしたが、
今度はどんな仕掛けかと使ううちに、かざすことに慣れてきます。
説明するより実際に使って試してみてくださいということなのでしょう。

昔の手紙の書き方や切封という風の仕方など体験コーナー、
石や鉄砲など手で触ったり、重さを確かめる体感コーナー
またわざとホワイトボードでの手書きの説明で
注意や興味を集める工夫も
すうーと通り過ぎない
足を止めてみてほしい
なんだろうと丁寧にみてほしい
熱意を感じました。
案内ガイドでここに説明を聞けるサービスはずいぶん増えていますが、
福岡市博物館は
見る、触る、感じると体感できるサービスが素晴らしいと思いました。

山口管理課長、赤坂学芸員大変お世話になりました。
特別展も大河ドラマに先行して展示が始まっている官兵衛コーナーも
よる時間がないほど、
楽しんで見学させていただきました。
知る楽しさがいっぱいで
また、行きたくなる展示
積極的に働かけて展示でした。
改装以来、2倍の誘客数というのもうなづけます。

車椅子でも見やすく、
小さい方から年配の方まで
一緒に見られるところにも感心しました。
みなさんも、福岡に行くときはぜひ
市博物館へ
金印だけではないですよー

 


2014年1月28日

広島の夜間学級を視察

みなさん、こんにちは。きしべ都です。

横浜市では
現在5校に設置されている
夜間学級を今春から
南区蒔田中1校に統合する方針を示しました。

統合により
現在は昼間の中学の先生方が
夜間も兼務している状態から
夜間学級の専任を配置されます。
しかし、その一方1校に集中することで
通学時間が大幅に増えることで
習の継続が困難になることが懸念されています。


広島では2校で夜間学級が設置され、
夜間とは言いながら午後にも授業が行われているときき
1月20日現地調査に
広島市立観音中学校に伺いました。

午後2時半、夜間学級の昼の授業が始まっていました。
20代から70代まで様々な年代の方が27名
通われています。
ほとんどの方は5時半からの夜部の授業をうけています。
高齢であったり、働いてなかったり
夜間通うのは難しい方が
昼部のほうに通われています。

10代のころ
さまざまな事情で学校に通うことができなくて
読み書きからはじめった方もいると伺いました。
昼部は一日2時間のみなので、
終了まで夜部の2倍かかってしまいますが、
ゆっくり学ぶこともできるそうです。
学ぶ喜び、楽しさ、
生徒さんは熱心に通われています。

平成21年まではこの観音中だけで50人近く通っていたせいか
夜間学級として数教室が確保され、
学年担当はじめ4人の専任の先生方と校長先生はじめ兼務の先生方がいます。
ご本人たちの意向もあって
中学生の交流は少ないそうですが、
自ら学ぼうとする方々のをみること
同じく校舎で過ごすことは
中学生にとっても
大きな意味があると思います。

観音中学校の中学3年生の授業も参観させていただきました。
どのクラスも熱心に学んでいました。

広島でも 学びの場として意義は認めつつ
生徒数の減少などから
将来的な2校の統合も
ありうると感じました。
教育予算の厳しい中で
どう運営していくか
どう学びたい人へ応えていくか
議論が必要です。
そしてその議論に
もっと多くの方が
夜間中学で学ぶ人がいること
学びたいと思っている人がいること
学べることを知らずにいる人もまだ多くいることなど
広く周知することも必要です。

広島市教委の市川課長はじめ学校教育部の方々
観音中学校の中山校長先生はじめ先生方に
大変お世話になりました。
ありがとうございました。


2014年1月19日

学童も自治体で条例策定

みなさん、こんにちは、きしべ都です。

今朝は横浜でも雪がちらつく寒さでした。
大学入試のセンター試験は雪の特定日のようです。
受験生のみなさんは、
これまでの努力を発揮して
がんばってください。

さて、今日は
かつて県議会本会議場であった歴史ある
県庁大会議室にて
神奈川県の学童保育を支える議員連盟の勉強会が
県内の自治体議員のかたがたや
学童保育連絡協議会、指導員の皆さんも参加されて行われました。
新年行事の多い1月の土曜日に
県内から約150名も参集する大盛況でした。
それだけ、子ども・子育て新制度における
子ども子育て支援サービスの
情報や説明が必要ということだと思います。

まずは県民局次世代育成部の井上次世代育成課長から
「新制度にむけての市町村・県の計画策定と放課後児童クラブの位置づけ」について

社会保障審議会放課後児童クラブの基準に関する専門委員会の尾木まり委員から
「市町村で定める放課後児童クラブの基準に関する国の検討状況について」

学童は地域子ども子育て支援事業に位置づけられ、
平成27年度をめどに
消費増税を財源として
安定財源が投入され、
質・量ともに拡充される予定です。
市町村ではそれにあわせて
国から示される
「従うべき基準」「参酌すべき基準」のもとに
放課後児童クラブの設備や運営に関して条例による基準を作成、

幼児期の学校教育・保育などと同じく
量の見込み、実施しようとする地域子ども子育て事業の提供体制の確保の内容と実施時期などを
事業計画にのせなければならなくなります。
子ども子育て会議等で示される資料等を参考に
地域の実情に応じた事業内容の検討や
学童の基準等の条例の検討が行われます。
しかし
国段階で事業の基準を定める省令、告示の制定は遅れ、
昨年中に示されるはずだった
量の見込みの集計の手引きも1月末にずれ込んでいます。
県も市町村も
準備をしようにも
国の作業待ちが続いています。
教育保育のニーズも学童も
作っても作っても足りないという
新規の設置が新たな潜在ニーズを掘り起こすという状態で
ニーズ調査の取りまとめも容易ではありません。
高齢者に比べると
子ども子育てについては施策の不足が長らく言われてきたものであり、
一気に解決は難しいですが、
まずは
国の基準をもとにして
全国で自治体が
事業計画、基準を策定ということでは
大きな前進です。

子どもたちの放課後の過ごし方が
行政の計画の中にしっかりと位置づけられ、
安心して安全に生活できる場として
その量や質が基準をもとにしっかり担保され、
安定した運営ができるようになることは
本当にうれしいことです。
これからの課題を確認し、
内容充実のために
大いに議論していきたいと思います。

 


 

神奈川県議会議員 きしべ都

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