南区から県会へ!やさしさとぬくもりのある政治を目指します!
神奈川県議会議員 きしべ都

活動ブログ

2013年8月 のアーカイブ

2013年8月8日

体験教育の場  文教県内調査

みなさん、こんにちは。きしべ都です。

昨日は県議会文教常任委員会の県内調査が行われました。

相模原市の県立相原高校・職業能力開発総合大学跡地・愛川ふれあいの村に伺いました。

まずはJR東海のリニア新幹線構想の関係で移転が検討されている県立相原高校へ。
農業科と商業科の2科4学科の専門高校です。(商業科がことから3学科が総合ビジネス学科に改編)
JR橋本駅の目の前、校門をはいって振り返ると高層ビル
県立高校の中でも敷地が10ha近くある広大な校地には
飼育園(飼料のとうもろこし半年分が収穫まじか)


牛・豚・ヤギなどの飼育動物はふれあい動物広場として地域にも公開
校内で生産・加工された相原牛乳をいただきました。低温殺菌の濃ーい牛乳
ほかにも相こっこ卵、相原牛、酒まんじゅう、みそ、など生産・加工の学習の成果物は
製品として地域に販売され、
商業科が販売、パッケージングなどの実地実習も加わり、
専門分野でも大会やコンクールに出場、好成績を収める活躍です。
それぞれの学科が特色を持ち、「ここだからできる」学習・体験がすすめられています。
今回は移転にかかわるハード面が中心でしたが、
学校の運営や実績、生徒さんたちの学びに
校長先生はじめ先生方の熱意と自信と手ごたえが感じられました。

しかし移転とは別に耐震性に問題のある棟の使用ができず、
もう4年もプレハブ棟で学んでいます。
高校3年間がプレハブ校舎というのも
学習環境としては大きな課題です。

移転と校舎の問題が早期に決定することが必要です。

ガスのエアコンも設置

その移転先として 今年3月に閉校し、小平市に統合された
国の「職業能力開発総合大学校 相模原キャンパス」跡地が候補になっています。
相原高校からは直線2Km、バス路線もあり
近隣が住宅地だけでなく、工業用地、市街化調整区域などがひろがり、
農業・畜産・環境緑地など多様な活動も可能です。

今後検討されていきます。

最後は緊急財政対策で集約化が検討されている「愛川ふれあいの村」へ。

昭和47年の開設以来
野外教育センターとして多くの学校や団体が利用、
格安の利用料もあって年間13万人を超える利用者がいます。

平成10年新築の食堂・浴室等以外はかなり老朽化が進みます。

猛暑の中 手作りのミストで涼やかな歓迎

防災キャンプなど幅広いプログラム
ポスターにも工夫が凝らされています。

近隣の登山・ハイキング
宮が瀬ダム
牧場や地域でのクラフト体験プログラムなど
小学校高学年の宿泊では最適のロケーションと条件があります。

自然の中での体験や
友達や地元の人との交流
「ふれあい教育」「体験教育」の重要さは周知のことで
3村あわせて年間30万人の利用する得難い施設です。

学校が校外学習や宿泊学習を今後も継続していくには
こういった廉価で
学校のような集団での宿泊や活動に対応できる宿泊設備が必要です。

今後の「ふれあいの村」3村のありかたについて
まずは、設置の目的に立ち返り、
次に県財政への負担や利用者負担のあり方
老朽化への対応、サービスのあり方など
議論していくべきです。

宿泊100円、日帰り50円はじめ
寝具のリース料35円、リネン190円では採算は取れないし、
設備投資の財力は出ません。
存続させるための知恵を出していく時だと思います。


2013年8月7日

今年も被災地へ 二日目

東北ボランティアの二日目は
農地復興ボランティアです。

小雨の中
台市若林区のReRootsさんへ。

代表の広瀬さんから
ReRootsの活動や今日の作業の説明を受けました。
東日本大震災の避難所支援からはじまり、
「復旧から復興へ。そして地域おこしへ」をコンセプトに
今は農業支援、景観回復、コミュニティの再生、防災など四つをテーマに活動中。
農地の復旧作業を続けながら市民農園の運営や田植えプロジェクトも行い、
今週末には植えた三万本のひまわりでひまわりまつりを実施野予定だそうです。

私たちも農地復旧のがれき撤去作業  がれき拾いと土起こしをしました。

ここが今日の作業場所とリーダーのMさん

スコップで土を起こし、石やビニールやがれきを拾います。
昨日と朝の雨でぬかるみ、長靴が埋まりながらの作業です。

横浜に比べるとかなり涼しい日でしたが、
結構蒸しました。
一緒に作業した教職員の方々も
熱心に作業され、時折掘り出される大物に歓声が上がります。
体中汗だく「休憩しましょう」のリーダーの声は天使の声に聞こえました。

途中で冷たいアイスの差し入れもいただき

こんなにきれいに!

拾ったがれきは分別

石、木片、ガラス、金属、ぷら。燃えるごみ、かわら
大きな木の枝やもえがら、パイプや鉄管、

こんなものまでと思うものが出てきます。

近所の方から
ここはたくさんの遺体もみつかったし、
家もながれ、
車が何台も重なっていたっところで
重機で家や電柱、車などどかし続けたそうです。
たくさんあった家も
ほとんどなくなり、
整地がすすんで、
農地に作物を植え始めることができたこと。
でも、なかなか人も戻ってこないと。

周囲は丹念な
がれき撤去や農地復旧でずいぶん畑や田が広がってきています。

有機肥料・減農薬にこだわり、大切に育てられています。

この2年間、
北茨木、石巻、気仙沼、大槌、釜石、東松島、福島と
支援物資を届けたり、仮設住宅訪問や傾聴ボランティアをさせていただいたり、
防災や復興のまちづくりの視察を行わせていただきました。
今回は実際にスコップを持って汗を流す作業でした。
表面はきれいにかたづけられていても
いまだにすこし掘っただけで
田畑に津波の残骸がたくさん残っており、
粘土質のものやヘドロなど土質も落ちていて
被害の大きさ、複雑さを目の当たりにし、
被災者の方々のご苦労の一端を肌で感じることができました。
重機をいれても最後は人手に頼らざるをえないところも
たくさん残っています。
一人ではとうていやりきれないなか、
多くの方と一緒にできて
気持ちのいい汗をかかせていただきました。
お世話になったReRootsのみなさん、
0さん、
教職員のみなさん、
ありがとうございました。

 

 


2013年8月7日

今年も被災地へ。一日目

みなさん、こんにちは。きしべ都です。

68回目の原爆記念日。
あらためて平和への思いを感じます。

今年はこの日を
被災地で迎えました。

昨年は大槌・釜石へ
伺いましたが、
今年は教職員の先生方と
被災地の復興のようすと
農地復興ボランティアに
参加してきました。

一日目は


連合宮城・塩釜地協の小田島 正洋さんの案内で

松島

大川小

南三陸町

石巻市門脇小
校舎はフェンスで覆われ、
グランドは整理され、ナイター設備もついていました。

以前に伺った場所を
かけあしでしたが
バスでたどり、
路面の補修が進み、
町のがれきが整理され、
コンビニが仮設だけれども増え、
復興が進んでいるのを感じました。
あらたな街づくりへと
歩き出している被災地の様子を見せていただき、
小田島さんからは
街づくりへの
いろいろな意見がなかなかまとまらない
ご苦労も伺うことができました。
ちょうど気仙沼の「第18共徳丸」の解体がきまったことを
現地で伺いました。
被災のモニュメントとして残したいという意見もあったそうですが、
撤去を希望する方が多かったそうです。
すべての人の要望を入れることは
難しいですが、
時間はかかっても
話し合える
環境づくりもまた
必要なことです。

これから
私たちにできる支援とはなんなのか
被災地の声を
うかがいながら
考えていきたいと思いました。

 

 


 

神奈川県議会議員 きしべ都

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